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2010-03-05

音響調査勉強会の雑感

3/2に北海道の音響調査の会議に出席した。

もともとは、スケトウダラの魚種別検討会議のおまけのような形でスタートしたものである。今年は期中改訂をするかどうかを検討するために、魚種別検討会議が1月に東京で開催されたので、音響の勉強会が単独で開催されることになった。この会議のみのために札幌まで行くのはどうかなぁと思ったのだが、ちょうど、道漁連から話をしたいという申し出があり、会議に参加をすることにした。

予想以上に人が多く、参加者は50人以上いた。いつもよりも広い会場で行われた。スケトウダラ資源評価の関係者はあまりいなくて、むしろ、船の人が多かったかな。

計量魚探の調査は非常に重要なんだけど、資源評価ではあまり活用されていない。魚探の画をみて、魚種を判別するのが職人芸なんだよね。実際に、網や釣りなどでサンプリングするのは大変な手間になる。個々の船でとれる魚探データは限られているのだから、みなでデータを出し合って、それぞれの魚種に固有のパターンを洗い出していく必要がある。日本海区水研で、魚種がわかった魚探画像を集めて、データベース化しているのですよ。計量魚探調査の未来を考えると非常に重要な仕事だ。残念ながら、データを提供してくれない組織も多いようです。何年も前のデータまで囲い込んで出さないんだよなぁ。

あと、TSの精度の問題を理由に、計量魚探の利用に消極的な人が多くて残念だった。数字を出せば、生くさい問題に巻き込まれる。技術的な問題を出して、数字を出さなければ、やっかいごとには巻き込まれない。そういう意味では、数字を出さない方が無難なんだけど、ソレでいいのかな。そもそも高価な計量魚探をほぼすべての調査船に税金で入れていながら、あまり有効活用できていないという問題がある。有効活用できるように情報提供するのは公務員として当然の義務だと思うんだけど。

今後、予算が限られていく中で、成果が出ないものは、遅かれ早かれ切られるだろう。「減点方式なら、何もやらなければ満点」と思って、のんきにしていたら、「加点方式で零点ですね」という評価しか得られないのである。今、船に計量魚探がデフォルトでついているのは、今後も保証された既得権ではない。きちんと成果を出していかなければ、すぐに切られるよ。事業仕分けとかそっちを気にした方が良い。

計量魚探なんて、所詮は道具なんだから、使われてなんぼ、役に立ってなんぼである。稼働率が低く、資源評価に役立っていない現状に、危機感をもって、積極的に資源評価に関与していくべきであり、今度2~3年というタイムスパンで、応用事例を出していけるかどうかが、勝負の分かれ目になると思うので、がんばろう。

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