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勝川俊雄公式サイト

Lightbox Plusを導入した

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プラグインlightbox plusを導入した。これはフルサイズの画像をかっこよく表示するためのものだ。下の図をクリックすると、具体的な動作がわかるだろう。

image0903301

ね、かっこいいでしょ。このブログはカラムの幅が狭いので、グラフや図を多用するには、こういう工夫が必要になってくる。世の中便利になったものです。

自動インストールで入れただけで、プラグインは動作しました。でも、画像のパスが間違えているようで、閉じるのアイコンが化けていた。lightbox.jsのイメージファイルのパスを変更した。俺の場合は、URLに/wordpress/が入らないように修正をしていたので、この部分を変更したら、画像が表示されるようになりました。

変更前

48:/*—- Moved into plugin —*/

49:LightboxOptions = Object.extend({

50:    fileLoadingImage:        ‘/wp-content/plugins/lightbox-plus/images/loading.gif’,

51:    fileBottomNavCloseImage: ‘/wp-content/plugins/lightbox-plus/images/close.png’,

変更後

48:/*—- Moved into plugin —*/

49:LightboxOptions = Object.extend({

50:    fileLoadingImage:        ‘/wordpress/wp-content/plugins/lightbox-plus/images/loading.gif’,

51:    fileBottomNavCloseImage: ‘/wordpress/wp-content/plugins/lightbox-plus/images/close.png’,

28日のシンポジウムの感想

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28日のシンポジウムは楽しかったよ。人も入っていたし、皆、熱心に聞いてくれた。漁業者サイドの大本営発表以外の話を聞く機会はあまりないだろうから、新鮮だったようだ。俺としては、漁業村の外の人々に問題を理解してもらうために、できるだけかみ砕いたつもりだが、ちょっと分量が多すぎたような気もする。漁業に関しては、話すべきことがたくさんあるから、どうしても分量が多くなりがちだ。あれでもかなり省いたんだけど、もう少しカットした方が良かったかも。いろいろな人と知り合いになれて有益でした。シンポのあとのミーティングでは、久々に伊沢さんとも話せたし、楽しかったです。今後も、よろしくお願いします。 m(_ _)m

MPAシンポジウムは勉強になったよ。海洋保護区にむけて、国内でも気運が高まりつつある。残念ながら、漁業がMPAの最大の障害になっているようだ。MPAに関する議論に、水産庁は参加していない。海洋基本法でも一貫して、知らぬ存ぜぬだったようだし。はっきり言って、そのような消極的な姿勢ではダメだと思う。日本の国益を維持するには、国として、一貫した海洋政策を持つ必要がある。水産庁の役割はその邪魔をすることではなく、国の海洋政策を漁業者にとって利益があるものにすべく、協力をすることだと思う。水産資源の持続的利用にすら後ろ向きの組織が、MPAに前向きに取り組むとは思えないので、このまま海洋政策に占める漁業の発言権は減少するだろう。結局、損をするのは末端の漁業者であり、国民(特に未来の世代)なのだ。

ほとんどの漁業者がMPAには消極的だが、それも残念な話である。MPAによって、漁業者が持っていた既得権が一部失われることになるが、その対価として資源の保護ができる。また、保護区の維持に、漁業者が主体的な役割を果たすことで、海の守人としてのイメージアップにもつながるだろう。今後も、漁業権という特権を維持していくためには、世論の納得が必要だと言うことに、手遅れになる前に気づいてほしいものだ。

会議の中身に関しては、かなり具体的な話が多かったように思う。霞ヶ関の方をむいて議論をしているような印象を受けた。実際に世の中を動かすためには、法制度や行政対応なども必要になるのだろうが、その前段階の足場固めが重要だ。日本は国として海面をどのように利用するのか、そして、そのために保護区にどのような機能を期待するのか、という目的の部分を明確にするのが先だろう。急がば回れではないが、保護区を作ることで、国民にどのようなメリットがあるかを、明確にするのが最初の課題だろう。それには、

  1. 現在の海面の利用にどのような問題があるのか
  2. 保護区によって、問題はどの程度緩和されるのか

この2点について、科学的な議論をする必要があるのだが、海洋生態系に対する最大の負荷である漁業の情報が日本では全く公開されていない状況だから、議論の根幹が固まらない。ここも、俺の出番なのだろうか(笑

つじ田 二代目 特製つけ麺

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今日はシンポジウムの講演で、四谷に来ている。久々に四谷なので、こうやでワンタン麺でも食べようかとおもったが、せっかく東京なので、東京でしか食べられないつけ麺を食べることにする。

四谷・麹町方面でつけ麺のうまそうな店をリサーチすると、つじ田 二代目という店が見つかった。青葉フォロアーの中でも頭一つ飛び出した存在だとかいう話だ。東京以外の読者のために説明すると、青葉というのはダブルスープ、つけ麺というジャンルを開いた中野の名店。青葉の影響を受けたラーメン屋がタケノコのようにできた。青葉の支店も含めると、無数に青葉系のラーメン屋は存在する。

ただ、青葉の味自体は、今となっては、結構ありがち。また、スタイルとして完成されているので、差別化が難しい。その青葉系で評判になるというのは、かなりの力量だろうと言うことで、ある程度の行列は覚悟で、行ってみたのですよ。

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待ちは3人。先に食券を買うタイプの店だ。注文を把握した上で、客が交代するタイミングを見計らって、あらかじめゆでておくのだろう。席が少ない人気店に多い方法だ。一期一会と言うことで、奮発して特製二代目つけ麺をたのむ。頼んでから、品書きを見ると、特製はバラ肉チャーシューが追加で付くようだ。

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しばらくすると店内に呼ばれる。カウンター8席のみ。どうやら4つ単位でオペレーションをしているようだ。席に着いてじきに、つけ麺がゆであがった。
じっくり煮込んだスープは、魚の香りと豚骨のとろみがうまく調和をしている。香りが高く、雑味がない、まろやかなスープ。特筆すべきは麺だ。ここまで、プリプリという表現が似合う麺はそう無いだろう。歯ごたえばかりでなく、味の方もよい。ただ、スープのからみはいまいちだと思ったが、麺の太さと歯ごたえを考えれば、善戦している方だと思う。スープもすでに味が濃いめなので、これ以上スープを強くすると今度は出汁の香りが薄まりそう。いろんなバランスを考えた上で、この配合になっているんだろうな。麺を食べるときに、レンゲでスープを少量ずつ口に含むようにして食べた。

カウンターの下に、つけ麺の食べ方が解説されていた。

  1. 最初は、そのまま食べる
  2. 1/3食べたら、かぼすを麺にかける
  3. 残り1/3になったら、黒七味を麺に振る

解説の通りにしてみたけど、酸味と辛みを楽しみつつ、さわやかに食べきることができた。スープの豚骨が少し強めなので、最後までプレーンな状態だと少ししつこく感じるかもしれない。このマニュアルは、最後の1本までつけ麺を美味しく食べてもらおうという店側の心遣いだろう。

特製のバラ肉チャーシューは、ブロック状に切られていて、なかなかうまい。脂まで甘く感じるような、良い豚肉を使っている。しかし、普通のチャーシューも入っていて、そちらも量・味ともに十分なので、特製肉を少しもてあましてしまった。よほどの肉好き以外は、普通の二代目で満足だろう。次にくる機会があったら、普通の二代目つけ麺を頼もう。

実にうまかった。
三重に行ってから、つけ麺を食べていなかったので、久々にうまいつけ麺を食べた。
これもシンポのおかげです。犬も歩けば棒に当たるとはこのことだね。
おっと、そろそろ、講演会場に行かなくては・・・

水産学会でも話をします

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今日はこれから、シンポで講演です。
明日も水産学会で発表です。

水産学会春季大会 第13会場
10:00~10:11  1319  日本漁業の構造改革に関する考察
10分ではたいした話はできませんね。

「魚のいない海」という本が出ました

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「魚のいない海」というフランス語の本の訳本です。私は監訳をしています。フランスの研究者が書いた本なのですが、実に資料が豊富で、有史以来の漁業の歴史を振り返りつつ、現在の漁業の非持続性について鋭く記述をしています。世界の漁業の現状について、良くまとめられていて、勉強になります。日本だと、漁業者よいしょ本ばかりで、こういう問題を一般向けに研究者がわかりやすく説明する場がほとんど無い。日本語で読める、漁業の問題を扱った貴重な本です。持続的な漁業へのスタート地点は、現在の漁業がいかに非持続的であるかを知ることです。本書が、日本の魚食がスタート地点に立つきっかけになると期待しています。良いタイミングで、良い本ができたことをうれしく思います。

この本では、専門的な部分をチェックし、前書きと付録(日本の漁業)をかきました。当サイトでは、前書きを全文公開します。付録は図がてんこ盛りで、29ページの力作です。

監訳者まえがき
遠いフランスの乱獲が、我々日本人に、何の関係があるのだろう。そう考える人も少なくないだろう。今日も、スーパーマーケットの鮮魚コーナーでは、売れ残った大量の魚が、半額セールで処分されている。「魚がいない海」など、日本の消費者には、想像できないだろう。マグロの激減や、ヨーロッパウナギが絶滅危惧など、海外発のニュースに対して、日本の消費者は値段が高くなる心配はするが、本当にいなくなるとは思っていないようだ。しかし、多くの海産魚、特に大型の高級魚が激減しているのは、専門家の間では周知の事実である。一部の科学者や資源保護団体が、話題作りのために大騒ぎをしているわけではない。日本を含む世界中の海で、水産資源は着実に減少しているのだ。

日本の乱獲
「危機的」と言われている世界の漁業生産は、90年代から頭打ちである。ここ20年間は、きわめて安定的に推移しているとみることもできる。それに対して、日本の漁業生産は90年代以降、激減し、現在はピークの38%まで落ち込んでいる。終戦直後の昭和30年代の水準である。主要な漁業国で、日本ほど漁獲量を減らしている国は他にない。本書でもしばしば登場するダニエルポーリーたちが、世界の海の漁業生産を調べたところ、1980年から、2000年にかけて日本の周辺海域から、魚が激減したことがわかった。日本漁業は、世界でも群を抜いて、危機的な状況にある。
日本近海の水産資源の減少は、国内の調査でも明らかになっている。独立行政法人 水産総合研究センターが、日本の主要な漁業資源の状態を調べたところ、約半数が低位という結果が得られた。この調査では、過去15年の資源量のトレンドから、水準を判断している。すでに魚が激減していた90年代から、さらに減少傾向が続いているのである。これらの低水準資源への乱獲は、現在も継続されている。

破綻している日本の資源管理
日本は、スケトウダラやサンマなど、主要7魚種については、漁獲枠を定めて管理をしている。たとえば、漁業の規模が日本の10分の1のニュージーランドは、94魚種に漁獲枠を設定しているのと比べれば、取り組みの不十分さがわかるだろう。また、数少ない対象魚種についても、管理は不十分である。毎年、水産総合研究センターの研究者が、漁獲データを解析し、持続的な漁獲の上限である生物学的許容漁獲量(ABC)を推定している。資源を持続的に利用するためには、漁獲量をABC以下に抑える必要がある。しかし、日本では慢性的にABCを大きく超過した漁獲枠が設定されており、乱獲を抑制するどころか、国が乱獲にお墨付きを与えているような状態である。
2001年および2002年のマイワシ太平洋系群の漁獲枠は、ABCどころか現存量を上回っていた。海にいるマイワシよりも多くの漁獲枠を設定していたのである。この件を取り上げた朝日新聞(2007年1月16日)の取材に対して、水産庁は「安定供給も必要だった。当時としては妥当な判断」とコメントした。現存量を超える漁獲枠がどう安定供給に結びつくのか、理解に苦しむ。水産庁の「安定供給」とは、マイワシを最後まで無規制に獲らせることなのだろうか。
近年、漁獲量が漁獲枠を超過する現象が頻発している。2007年2月にサバ類の漁獲量が漁獲枠を超過した。水産庁はサバを狙った操業を自主的に停止するよう呼びかけただけであった。また、08年8月に、沿岸漁業がマイワシの漁獲枠を超過したが、何事も無かったかのように漁獲は続けられ、最終的には漁獲枠の倍近くの水揚げを記録した。科学を無視して設定された、過剰な漁獲枠すら守れない。これが日本の漁業管理のお粗末な現状である。

魚はいつまで輸入できるのか?
日本は国産魚の減少を、輸入魚によって補ってきた。現在の管理体制では、今後も国産魚の減少は不可避である。日本の魚食の未来は、輸入魚の確保にかかっているといっても過言ではない。我々の食卓は、世界の水産物市場と密接に結びついているのである。
本書を読めばわかるように、世界の漁業生産はこれ以上伸ばす余地がない。その一方で、水産物の需要は世界的に高まっている。FAOは、今後10年で水産物の需要は3割増えると予測している。限られた水産物を世界中で奪い合いの時代に突入したのだ。
20年前までは、水産物を買いあさる先進国は日本のみであり、世界中から水産物を集めることができた。経済力を背景に途上国の食卓から、魚を奪ってきたのである。近年、ヘルシー志向を背景に、欧米の高級鮮魚市場が急速に伸びている。品質にうるさく、値段をつけない、日本の業者が敬遠されるという、いわゆる「買い負け現象」が広がっている。「買い負け現象」の進行は、数字にも、はっきりと現れている。成田空港における水産物輸入取扱額は、平成6年の1414億円から、平成19年の634億円へと半減した。国産魚の減少を輸入魚で補うという、今までのやり方は、見直す必要があるだろう。

輸入大国日本の責任
日本は、水産物輸入大国であり、以前より衰えたとはいえ、今でも世界有数の購買力をもっている。水産物の国際市場における日本の影響力はきわめて大きい。日本人の消費活動が、漁業を通して、世界の生態系に大きな影響を与えてきた。そのことを、日本の消費者は自覚すべきである。
世界中でマグロ資源が激減している。ヨーロッパウナギは、乱獲によって、絶滅危惧種になってしまった。これらの魚の大部分は、日本で消費された。つまり、我々、日本人が食べ尽くしてしまったのだ。
マグロやヨーロッパウナギの減少については、新聞やテレビなどのマスメディアでも、大きく取り上げられたが、聞こえてくるのは値段が高くなる心配ばかり。よその国の野生生物を、絶滅寸前まで、食べてしまった責任については、頭にないようである。日本人のせいで、フランスやスペインでは、ウナギをつかった昔ながらの郷土料理が食べられなくなってしまった。日本人の乱食による、食文化の破壊である。無自覚に他国の食文化を破壊するような日本の魚食を、文化と呼ぶことはできない。

我々、日本人は、これから魚とどうつきあっていくのか?
世界レベルでの魚の減少は他人ごとではない。本書に書かれているような、漁業の衰退、資源の枯渇、科学的知見の無視に関しては、そのまま日本にも当てはまる。むしろ、フランスよりも、日本の方が状況は悪い。日本の水産資源は乱獲で疲弊しきっている。今後も、我々の食卓に魚が並ぶかどうかは、世界の水産資源の安定にかかっている。また、我々の消費活動の負の影響についても、自覚をする必要がある。日本人の食欲が原因で、枯渇してしまった水産資源も数多くある。
世界の水産物の生産は限界に達している。我々が経済力を背景に、世界中から魚を買い集めてくれば、それだけ貧しい人々の食卓から魚が消える。安ければ、何を買っても良いというのは、単なる消費者エゴである。きちんと管理された魚を、適正な価格で購入し、残さずに全部食べることが、魚を消費する際の最低限のモラルである。現在の日本の魚食は、最低限のモラルすら欠いているのだ。
我々、日本人は、これから魚とどのようにつきあっていくかを、根本的に問い直さなくてはならない。そのための第一歩は、世界および日本の水産資源の状態を知ることであろう。世界の水産資源の現状を俯瞰できる本書は、最初の一冊として最適である。また、日本の読者向けに、日本漁業の現状を整理した付録を巻末に掲載したので、参考にしていただきたい。漁業の厳しい状況を理解した上で、皆で知恵を絞り、文化としての魚食を守り、育てる方法を模索しなければならない。

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Office03を既定のアプリに戻した

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情報科学基礎の授業が終わるまで、あと半年もある。それまで、Office07を使うのは苦痛すぎる。そこで、Office07を入れたまま、普段の作業はOffice03を使うことにした。「4文字拡張子はOffice07で開き、従来の3文字拡張子のファイルはOffice03で開く」というようにしたいのだが、エクセルとパワーポイントは、必ずOffice07が優先されてしまう。普通のやり方では、Office03を既定のアプリケーションに戻せない。Officeの拡張子は、ユーザーがいじれないように特別に保護されているようだ。いちいち、スタートメニューから開くのも面倒なので、かくなる上はレジストリをいじろうかとも思ったが、色々調べた結果、コマンドラインを使う方法が見つかった。

Excel03を既定のアプリにする方法

“C:Program FilesMicrosoft OfficeOFFICE11excel.exe” /regserver

PowerPoint03を既定のアプリにする方法

“C:Program FilesMicrosoft OfficeOFFICE11powerpnt.exe” /regserver

これで、リボンの呪いから、解放されそうです。まあ、やりたい人は自己責任ということだろう。

参照サイト:http://www.drk7.jp/MT/archives/001226.html

VistaとOffice07を使ってみました

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4月から情報科学基礎という授業を持つことになった。新入生向けに、パソコン教室の先生のまねごとをするようだ。無線ランの設定の手伝いとか、ワード入門とか、エクセル入門とかをするらしい。最近の地方大学は至れり尽くせりで、びっくりですよ。確かに情報倫理とかは早いうちにやっておいた方が良いとおもう。大学生がブログで犯罪自慢をして、コメント欄が炎上し、実名が出るなんてことは、良くある話だ。こういうことを避けるためにも、情報倫理は重要。また、プレゼンテーションについても、早いうちに基礎を知っておくのは良いことだ。

授業自体は有意義だと思うし、俺としてもやりがいがあるんだが、大問題が一つある。授業で使うのが、Windows VistaとOffice07なんだよ。評判最悪だから、VistaもOffice07もスルーする予定だったので大誤算。ユーザーインターフェース(UI)になれるべく、自分のノートパソコンをVista&Office07にして1月ほど使ってみたので、印象を書いてみよう。

Windows Vista 

Windows Vistaは、以前のインターフェースに戻せるから、まだ許せる。というか、安定しているし、スタンバイも早いし、新しいフォントは読みやすいし、悪くない。評判が悪いユーザーアカウント制御も、最初は「くそUZEEEEEE!!」と思ったが、初期にソフトをまとめてインストールするときは切っておいて、必要なソフトがあらかた入ってから元に戻したら、別に気にならなくなった。XPで走っていたのに、Vistaで走らないソフトというのは今のところ遭遇してい無い。ビジネス用とのソフトばかりというのもあるかもしれないが、互換性も問題なしだ。俺のVistaの印象は総じて悪くない。 少なくともMeと比較されるようなOSではないと思った。世間で何であそこまでぼろかすに言われているのかが逆によくわからない。まあ、Ubuntuがただなのに、あの値段は無いだろうとは思う。

Office2007

一方、オフィスは過去最悪だね。以前のインターフェースに戻せない上に、リボンとかいう新インターフェースは本当に使い勝手が悪い。ユーザーが一切カスタマイズできないという仕様は、どんな嫌がらせだよ。仕事柄、上付文字や下付文字は、よく使うけど、縦書きなんて絶対に使わない。使わないことがわかっている邪魔なアイコンが並んでいるくせに、必要なアイコンがない。授業が始まる前に、Office07の操作に慣れようと思って、嫌々つかっているんだが、ほんとうに生産性が落ちる。アイコンをたくさん並べとけば、「うわー、こんな機能があったんだ。マイクロソフトってすごーいっ」と、感心するだろうという作戦なのかもしれんが、すでに仕事で使っている人間にとっては、迷惑以外の何者でもない。しかも訳わからん並び方になってて、探すの手間だし。

昔のUIに戻す非公式パッチもあるようだが、これを入れちゃうと、授業で困る。「学生のオフィスと明らかに画面が違うのはまずいよなぁ」、ということで、慣れるべく練習中です。1週間も使えば、それなりにメニューのどこにどのアイコンがあるかはわかってくる。以前よりは少し増しになったというレベルであり、使いやすいとは到底思えない。そのレベルから全然使いやすくなっていかないのだ。

もちろん慣れている古いUIの方が、最初は使いやすいのは当たり前。使っているうちに新しいUIの方が使いやすくなると言うのは良くある話だ。ただ、新しいUIがなじんでくるには2つのメカニズムがある。

  1. あたらしいUIに慣れる
  2. 機能を取捨選択して、自分なりに使いやすくカスタマイズしていく

Office07はこのうち2つめをばっさりと切り捨ててしまった。使わないとわかっている機能を非表示にすらできないので、操作性が上がっていかない。いつまでたっても、イライラするのである。マイクロソフトは、オフィスのユーザとして、自分で使う機能すら把握できない、物事を改善する能力の欠如した人間を想定しているのだろう。「マイクロソフト様が、アイコンを最適な並び方で配置してやったから、ユーザーは文句を言わずにありがたく使え」と言うことだろう。人によって、作業の内容は違うんだから、自分がよく使う機能ほど、アクセスしたい場所に置きたいと俺は思う。こういう人間にはOffice07は最悪のソフトだ。

Office07に関して評価すべき点はいくつかある。新機能をわざわざ使わない限り、評判の悪い4文字拡張子は使わないですむようだ。 今のところ、互換モードで作った文章をOffice03で開いて、問題が生じていない。互換モードの互換性は、非常にグッド。ビジネスツールとしてこれは高く評価できる。あと、グラフの配色もまともになった。まあ、今までのMSグラフの配色のほうが、「どうやったらここまでセンスが悪い配色を考えつくんだろう」というレベルで破綻していただけなのだが・・・

Office07は、マイナス面ばかりが目立つし、操作性も悪いので、授業が終わったらアンインストールする予定。

結論

Vistaは、世に言われているほど悪くない。しかし、Office07は、カスタマイズ派にはおすすめしない。

MSCが増殖漁業を天然魚漁業認証プログラムの対象に

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くわしくはここ。

http://www.msc.org/get-certified/fisheries/eligible-fisheries

タイブリなどの完全養殖は守備範囲外。
今回、審査に組み込まれるのは次のような漁業だ。

  • Capture-based Aquaculture:マグロの畜養のように、ホタテのように天然個体を獲って、無給餌で育てる養殖
  • Culture-based fisheries:サケの種苗放流のようなふ化放流
  • Habitat modification :着定場所を造成する養殖

ようやく、北海道のサケとホタテが審査対象になるようですね。

気になる審査基準は、

  • 天然個体との交雑
  • 魚の給餌、世話環境
  • 生息地や野生生態系への影響

だそうです。

認証をゲットして、海外市場での価値を高めて欲しいものです。

水産庁のNZレポートを徹底検証する その7

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http://www.jfa.maff.go.jp/suisin/yuusiki/dai5kai/siryo_18.pdfのP8

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なんか、まともに読めないんですけど・・・

○TACの推定値は毎年変わるがTACを変更しようとすると苦情や訴訟が提起されるため、基本的にTACが変更されることは少ない

これはITQ導入当初(86-89年)の話だね。ここにも書いたように、NZは最初は絶対量で漁獲枠を配分していた。TACを減らすときは、漁獲枠を漁業者から買い取るつもりだったんだけど、漁業が儲かることがわかった漁業者は政府に漁獲枠を売らなくなってしまった。困ったNZ政府は強引に漁獲枠を下げようとして訴訟になって負けたのだ。1990年にNZ政府は法改正を行い、漁獲枠をTACCに対する比率で設定することにした。90年以降は、政府の裁量で自由にTACCを変化させるようになった。で、実際に必要な場合には漁獲枠をちゃんと削減している。今年もHOKIやOrange RoughlhyのTACCが削減したが、NZ政府関係者に確認したところ、訴訟は起きていないという話だ。

訴訟によって、漁獲枠が変えられなかったのは過去の話であり、この問題はすでに解決済みなのだ。

○ITQは、経済政策としては成功したが、資源管理としては機能していない。

NZは混獲種も含めてITQを導入しているので、資源評価ができていない(していない)種も多い。情報が少ない非漁業対象種にも予防原則から、漁獲枠を設定しているのである。漁業対象種以外に漁獲枠がないほとんどの国に比べれば、非常に進歩的だ。資源評価ができている種については、85%がMSY水準以上という評価が得られている。ほとんどの資源は持続的に有効利用できる水準に維持されているのである。NZは、もっとも厳格な資源管理としている国の一つです。一方、日本は何もしていないに等しいレベル。NZの資源管理も100%ではないが、少なくとも日本とは比較にならないぐらいちゃんとしている。

NZは環境保護団体が強いから、世界最高水準の保護をしていても、国内では漁業省は厳しい非難にさらされている。こういう外圧があるから、高いスタンダードを維持できるという側面もあるだろう。日本のNGOも頑張ってほしいものだ。

○漁獲量が割当量を超過した場合に賦課される罰金は、浜値等よりも低くなることがあり、結果として過剰漁獲を誘発。

これも解決済みの問題。漁獲量が割当量を超過した場合にはDeemed Valueという罰金を払うことになる。いくつかの魚種でDeemed Valueが浜値よりも安く設定されており、モラルの低い漁業者が漁獲枠を無視して水揚げをして利益を上げた。ただ、これはDeemde Valueが導入された初年度のみであり、翌年にはこの穴はふさがれた。NZ政府は、Deemed Valueの設定には細心の注意を払っており、現在もDeemed Valueが乱獲を誘発するようなレベルに設定されている魚種はない。

解決済みの問題をあたかも現在進行中のように見せかけている。情報が古いのか、故意の印象操作なのかは不明だが、もうちょっとまともな資料を使ってほしいと思う。また、このレベルの資料にはツッコミを入れられるような有識者でなければ、集めて議論をさせる意味がないだろう。

我々、日本人は、NZの漁業関係者が、これらの問題を解決していったプロセスに着目し、そこから自己改革の重要性を学ぶべきだろう。

無線LANサービス ホットスポット|エクスプレスエリア登場!

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月額390円で、N700系の新幹線で無線ラン使い放題というサービスに申し込んでみた。早速、試しているのですが、アッサリつながって、何のネタにもなりません(笑

大きめのファイルを落としてみると、200kbpsぐらいで安定していますね。
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東京への出張の間がさらに快適になりそうです。
問題はN700系だけってこと。
新幹線を全部N700系にしてくれればよいのに。

無線LANサービス ホットスポット|エクスプレスエリア登場!.

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