IMPACTシンポジウムで発表をしてきた

本郷の山上会館にて、発表完了。
シンポジウムの感じとしては、水産系と近いかも。背広率が高いところとか。
工学系の集まりで、フィードバック制御の話をするのは冷や汗ものだった。
無事に終わって良かった。

今回、話をしたIMPACTという組織のことは、まだ良くわかってないんだが、
どうやら工学系の海洋利用に関する集まりみたい。
世界の二酸化炭素の排出量の半分を深海に沈める話とかしている。
工学系はイケイケのノリノリですよ。
なんか、世界が違う。

水産とは無縁な世界で、漁業以外の海洋利用の計画が着々と進んでいる。
そもそも議論の場所に誰もいないのだから、水産系の意見が反映されようがない。
海洋基本法にも、水産庁はノータッチらしいし・・・
黙ってても海は漁業のものという時代ではないと思うが、大丈夫なのだろうか。

カテゴリー: 日記 パーマリンク

IMPACTシンポジウムで発表をしてきた への2件のフィードバック

  1. si のコメント:

    講演拝聴しました。
    「資源量の推定は難しい」ということがよくわかりました。

    今回のブログを拝見すると、今まで関わりがなかったところに呼ばれて講演という形だったのですね。

    「順応的管理」については、「漁業資源の順応的管理は上手くいっていない」という現状の理解が聴講者にはいきわたっていなかったように感じました。
    会場の質問にもありましたが、上手くいっている事例(秋田のハタハタとか京都のズワイガニとか)で、具体的にどんな方策をとったのか(モニタリング手法と対応策)ということも知りたかったです。

  2. 勝川 のコメント:

    つたない話を聞いて頂き、ありがとうございました。

    実は、国内では資源管理まで至る事例がとても少ないのです。
    要するにスタートラインにすら立てていない。
    漁業者に、資源管理に納得して協力してもらうのは、難しいらしい。
    ハタハタの場合は、年間50回も漁業者への説明会を開いたとのこと。

    自主管理についてもまとめたいと思っているのですが、なかなか、時間が。
    というか、マイワシも尻切れトンボだ。まずっ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です