- 2009-09-21 (月) 7:59
- 研究
北水試だより77 「ヒラメのさいばい漁業の可能性をさぐる」は、なかなかおもしろかった。
なぜ、鮭やホタテは事業化できて、ヒラメは事業化できないかというのが、よくわかる。ただ、回収率が損益分岐点を上回っても、自分のところで獲れる確信がないと、事業化は難しいんじゃないかな。まあ、ヒラメは移動性が低いから、大丈夫なのかもしれんが。
さて、ヒラメは全国で二千五百万尾ほど、放流をされているわけですが、正直なところ、全体の回収率はどのぐらいなんでしょうね。局所的なデータは探せばいろいろあるんだけど、数字がまちまちで全体図が見えてきません。知っている人がいたら教えてください。
栽培漁業はもともと埋め立ての補償事業として、採算度外視で始められた。その後も、採算が問われずに、今まできてしまった。今の世の中、存在意義をしっかりと示していかないと生き残れないわけで、鮭、ホタテ、昆布のようにドル箱になっているものはさておき、それ以外の事業は大変ですね。
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