Home > 日記 Archive

日記 Archive

これは怖い:漁業向け所得補償、11年度から 農水省が前倒し検討

[`evernote` not found]

漁業向け所得補償、11年度から 農水省が前倒し検討.

うーむ。所得補償は、乱獲よりも、ある意味危険。
資源管理が効果を出すまでのつなぎなら良いんだけど、
選挙対策で現金をばらまけば、漁業全体を滅ぼしかねんよ。

資源管理の画が描けていない状態で、所得補償の前倒しとかいって、不安すぎるんですけど・・・

trendmicroから、スキャンされているようだが・・・

[`evernote` not found]

なんか、今日はアクセス数が多いと思ったら、

216.104.15.130
216.104.15.142
150.70.84.48
150.70.84.25

などの、特定のアドレスから、絨毯爆撃をされている。これらのIPは全てtrendmicro.comのようだ。複数のIPから、五月雨式にアクセスがあるので、会社組織としてクロールしているのだろう。おそらく有害サイトのチェックだろうな。windowsのIE6.0と名乗っているがエージェント詐称だろう。複数の社員がIEを使って絨毯アクセスしていたら、笑えるがそんなことはあり得ない。エージェントの詐称をしてクロールをするのは、企業モラルとして感心できないので、216.104.15.と150.70.84.からのアクセスをフィルターしておいた。

アクセスを規制したから、katukawa.comはウィルスバスターの有害サイトに指定されたりして 😆

俺は学校は細かい設定ができるKasperskyで、自宅は軽いMcAfeeです。どっちも安定しているのでおすすめ。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/28/18251.html

マサバの大乱獲が進行中

[`evernote` not found]

主要な捕食者のカツオがいないせいか、ここ数年はマサバ太平洋系群の加入が絶好調。親が低調なのに、卵の生き残りが良いのです。しかし、成長するまえに、モグラ叩きで、つぶす、つぶす。みてください、この快進撃。なんと20円台ですよ!

12月 9日
生さば類(マ・ゴマ込) 銚子 1,111.0トン 23円/kg
12月16日
生さば類(マ・ゴマ込) 波崎 150.0トン 21円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 銚子 1,403.0トン 24円/kg
12月18日
生さば類(マ・ゴマ込) 石巻 226.7トン 24円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 小名浜 211.0トン 22円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 波崎 241.0トン 35円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 銚子 1,710.0トン 47円/kg

この時期は、養殖魚用のエサ需要のピークを過ぎているのに、明らかな過剰供給。ジャミ鯖は全て150~200gのもので、多少大型のものを鮮魚で出荷するような水揚げではなかったそうです。なんで、需要がないのに、獲りまくるのかなぁ。本来は価値があるマサバを、価値が出る前に獲り尽くす。価格破壊ならぬ、価値破壊です。もう、涙が止まりません 😥

北巻の獲り方を見ていると、「いかに利益を出さずに、資源を破壊するか」を競っているように見える。こういう漁獲を「資源回復計画」とかいって、税金で支えているんだから、日本漁業は衰退して当然です。

時事ドットコム:築地発「新鮮!魚の情報」【1】大間のマグロ、不況が直撃

[`evernote` not found]

時事ドットコム:築地発「新鮮!魚の情報」【1】大間のマグロ、不況が直撃.

全国から高級水産物が集まる東京・築地市場(中央区)では、大間産を中心とした津軽海峡で取れたクロマグロの入荷が急減。12月1~18日の入荷量は493匹と昨年に比べて4割近く減少した。

大間にくるマグロの群れは、数年前から、激減している。かつては、ソナーなどなくても、一隻の船で一日に数匹のマグロが獲れた。今では最新鋭のソナーを装備した漁船が群れを追いかけ回して、ようやく何本か上げられるぐらいだ。ソナーをはじめとするテクノロジーに惜しみなく投資することで、去年までは漁獲量は横ばいを維持してきたのだが、今年は本当に魚がいないようだ。いくら漁船に投資したって、群れがいなければ、漁にはならない。
http://www.furuno.co.jp/product/special/oma/index.html

産卵場に帰ってきた群れを巻き網が一網打尽にし出した2004年以降、津軽海洋や日本海の一本釣りのクロマグロは目に見えて減少している。産卵場の漁獲に加えて、ヨコワ(稚魚)の漁獲も問題である。実は、日本のクロマグロの大半が、0歳、1歳で漁獲されているのである。こんなもったいない獲り方をしていて、利益が出るはずがない。にもかかわらず、国は一切規制をしようとしない。ヨコワで獲りきってしまうのは、マグロの安定供給の面から見ても、流通業者にとっても、最悪の選択肢である。一本釣り漁業者、仲卸、消費者がどのような不利益を被ろうと関心は無いのだろう。水産庁の巻き網優遇はいつものことだ。税金で運営されている研究機関も小型魚の乱獲をサポートしているように見える。

不漁の要因について水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡市)は、「漁期中で断定はできないが、夏場の水温低下などで回遊経路が変わり、津軽海峡への来遊が減った可能性がある」とみる。

産卵場で根こそぎ巻いてるんだから、大型魚の減少要因として、漁獲を考えるのが自然だろう。にもかかわらず、漁獲の影響をろくに調査もしないで、「気候変動のせいじゃないの?」で終わり。「マグロは北朝鮮に行っているだけだ」と言い張る鳥取水死と良い勝負のお気楽さですね。なんで、漁獲の影響をきちんと調べないのだろうか。しょうがないから、自分で解析しようと思ったら、クロマグロの漁獲統計がどこを探しても見あたらない。政治的にセンシティブだから、非公開とのこと。乱獲漁業のガードは鉄壁なんだが、努力の方向を間違えていると思う。

SPA「松方弘樹がマグロ乱獲に物申す!」

[`evernote` not found]

今発売中のSPAに、俺が取材協力をしたマグロの記事が出たと言うことで買ってみた。

松方弘樹がマグロ乱獲に物申す!

SPA 2009年12月21日発売(12/29-1/5合併号)のP26-29です。

なかなか良い記事でした。松方さんも、良いことを言っています。こういう雑誌にも水産資源の問題が取り上げられる時代になったのですね。食べ物に関しては、おじさんよりも、おばちゃんの方が、真剣に考えてくれるので、次は、おばちゃん雑誌でも取り上げて欲しい物です。

赤福の憂鬱

[`evernote` not found]

赤福というお菓子がある。餅とあんこのシンプルな食べ物だが、なかなか旨い。しかし、強烈に偏りやすいという、致命的な欠陥がある。少しでも斜めにしようものなら、箱の中身が一方に激しく片寄ってしまうのだ。

赤福を買うには、相応の覚悟が必要だ。残りの道程において、箱のバランスに留意し続けるという義務を受け入れる覚悟は当然だが、それだけでは不十分だ。どれだけ気をつけていても、箱を開けると寄っているのが、赤福の本当の恐ろしさなのだ。細心の注意をして、神経をすり減らしたあげく、「土産物、一つ、平らに運べない人間」という汚名をかぶることになるのだから、泣きっ面に蜂というしかない。最悪の事態を受け入れる覚悟が無いなら、赤福は避けた方が無難だろう。

かくも、敷居が高い土産物が、名古屋駅の売店では、ことどとく「人気No1」の名を欲しいままにしている。今日もまた、大勢の人間が、赤福という高い壁に挑み、無残にも散っていくのだろう。

先ほど、Sugakiyaデビューを果たしました

[`evernote` not found]

うーむ。微妙。まずくはないのだが、微妙だ。

麺は悪くないけど、スープの化学調味料の濃度は反則だろう。

ラーメンフォークも微妙。麺を食べるには箸の方が便利だし、スープを飲もうとするとフォークが微妙に邪魔。

なんというか、異文化?  😕

Them Crooked Vultures

[`evernote` not found]

Them Crooked Vultures

Dave Grohl
Joshua Homme
John Paul Jones

と、まあ、説明不要のとんでもないメンバーではあるが、期待以上のできだった。DaveとJoshuaは、QOTSAで一緒にやっていたりして、想像の範囲内であったが、JPJがくるとは驚き桃の木。3人の作り出す音が、実になじんでいるのだよ。House of Holyに通じる退廃的な雰囲気がたまらんね。オリジナルは、モノがちがいます。だがしかし、単なるZEPリバイバルではない。グランジやストーナーを経た新しい音で、プリミティブなロックを指向している。

ちょっぴり太ったDaveはNirvana時代よりも太い音で、ボンゾのごとくたたきまくっている。でもって、Joshua Hommeは、いつも通り、良い仕事をしている。緩急自在なリフのかっこよさは相変わらずだ。あと、いつもよりも声に張りがある。

残念なのは、Kyuss時代の緊張感がないこと。アルバムは、印象に残らない曲が多い。8曲40分ぐらいに絞った方が、よかったかもしれん。俺的には、だらだらと曲が続くのも好きだから良いけど。

まあ、つべこべ言うより、聴いた方が早いでしょう。にこやかにプレイする御大が印象的です。


「かゆ強制は人権侵害」大阪弁護士会が大阪刑務所に勧告 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

[`evernote` not found]

「かゆ強制は人権侵害」大阪弁護士会が大阪刑務所に勧告

大阪刑務所が肥満や高血圧などの治療を理由に受刑者にかゆ食を強制したのは人権侵害に当たるとして、大阪弁護士会は14日、医療措置には受刑者の同意を得るよう大阪刑務所に勧告した。

うーむ、俺の感覚からすると、これは食育なんだけど。

肥満や高血圧、ぜんそくなどの症状があった受刑者にかゆ食をたべさせるのは、素晴らしい取り組みです。肥満や高血圧を、薬ではなく、食事で治療するというのは、医食同源という考え方。大阪刑務所は、実に進歩的だ。20ヶ月で15kgの減量なら、リバウンドも少なそうだし。健康になるし、医療費は減るしで、本人にも、納税者にも良いことずくめです。マクロビみたいに、「動物性タンパク質一切なし」とかなら、人権侵害と言われてもしょうがないけど、ご飯がおかゆになるぐらいは普通にアリだとおもうけどな。

というか、三重大の学食は揚げ物ばかりで、健康に良くない。大阪刑務所を見習って欲しいものである。

損益分岐点が2500円で、えさ代が5000円はないだろう

[`evernote` not found]

クロマグロを死守せよ:「獲る」から「育てる」に活路-漁獲規制で – Bloomberg.co.jp.

採算性についても、三重大学生物資源学部生 物圏生命科学科の勝川俊雄准教授は「マグロを1キログラム太らせるには、サバやイカなどの生餌が15キロ程度必要。損益分岐点が1キログラム当たり 2500円にもかかわらず、餌代だけで5000円程度かかる」と指摘。その上で「完全養殖であるなしを問わず、ブリやマダイなど日本の養殖業者が衰退した 歴史を繰り返すだろう」と懐疑的だ。

餌代15kgで、5000円とかいって、笑うところですね。これだから学者先生はダメなんだよな。普通に考えれば、1kgあたり70円ぐらいのジャミサバを15kgで、えさ代は1kg当たり1000円前後、自分で獲ってくる経営体も多いからさらに安くなる場合もある。5000円というのはあり得ない価格だ。というか、えさ代が5000円で、損益分岐点が2500円というのがあり得ないことぐらい、誰だってわかるだろう。バカな学者もいるもんだ。って、俺じゃねえか!!!

この記者は、飲み屋で多数で雑談をした時に名刺をもらった。その場で、「日本の養殖政策にグランドデザインが無くて、今のままでは産業として育たない」という話はしたような気はする。取材というような席でも無かったし、えさ代5000円なんて、酔っていてもそんな間違いしないだろう。飛ばし記事を書くのは結構だが、俺の名前を勝手に使うんじゃない。内容はいい加減だし、確認もなにもなし。取材のやり方として、問題があるんじゃないのか。とりあえず、抗議のメールを送ることにする。(→追記:bloomberg社の対応は、丁寧で素早かったです)

水産庁も、メディアも、「マグロ養殖の未来はバラ色」と言わんばかりに煽っているけど、近い将来、立ち行かなくなると見ている関係者は少なくない。マグロの養殖は、需要を見極めた上で、利益が出るような規模を維持しながら、徐々に拡大させていく必要がある。また、大規模化は、完全養殖が軌道に乗ってからでも遅くない。天然魚も減っている中で、猫も杓子もマグロ養殖を始めて、ヨコワ争奪戦が発生している現状を放置しておいたら、養殖が育つどころか、漁業がつぶされてしまう。こいうことで、こういう記事が出ること自体は、意義があるのだが、内容が・・・ですね。

それはそうと、ノルウェーの養殖戦略というのが、また、凄いんだよ。これが。今年、ノルウェーの漁業庁の人間から、養殖政策についてもみっちり聴いてきたんだが、実に興味深い内容だったなぁ。ノルウェーの養殖サーモンが伸びる理由がよくわかったよ。時間があったら、これについても書きたいです。

Home > 日記 Archive

Search
Feeds
Meta
Twitter
アクセス
  • オンライン: 1
  • 今日: 1343(ユニーク: 519)
  • 昨日: 1040
  • トータル: 9369223

from 18 Mar. 2009

Return to page top