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愛媛新聞社ONLINE 命を食する おいしくいただくのが供養

  • 2009-09-24 (木) 11:47
  • 日記
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愛媛新聞社ONLINE 命を食する おいしくいただくのが供養.

食卓に上がったお魚の目がかわいそうで、食べられない子どもが増えているという。「これは恐ろしいことです」と、青木淳一横浜国立大学名誉教授は嘆く。

まじめで従順な幼少時代。内向的な性格だが、学校では成績優秀。中産階級の家庭で不自由なく育った。その青年がある日、命について考えた。動物には命がある。自分はこれまで、動物の命を食べ、奪ってきた。なんて醜い人間なんだ。彼は肉を食べなくなった。それはそれでよし。食を考える大切な行為。彼は、魚と野菜中心の食生活を始めた。その後、また気付いた。魚にも命があることに。ああ、自分はひどいことをしていたんだ。以降、彼は魚も一切、口にしなくなった。菜食主義者になった青年。悲劇は、その先にあった。ついに彼は、最終的な「結論」に達してしまう。植物にも命がある。がくぜんとする青年。自分はどれほどの命を奪ってきたのか。引きこもり、一切の食物を拒否。両親が説得しても、頑として摂食しない。そしてついに…。精神的に不安定になった彼は、両親の命を奪ってしまう。

そんな子供は、見たこと無いんだけど、本当に増えているんだろうか。たしかに、丸のままの魚と接する機会がなければ、魚の目が苦手になるかもしれない。俺だって、豚シャブの皿に、豚の生首が載ってたら食欲無くなるだろう。

ただ、魚を食べるのが正しいことで、食べたくない子供には教育が必要だとは思わない。欧米ではベジタリアンはごく普通に存在するわけで、肉や魚を食べないこと自体は、べつに大した問題では無い。単なる個人の価値観であり、他人がとやかく言う必要は無い。そもそも、魚はいやがる人間に、無理に食べさせるほど、余っていないんだってば。

しかし、植物も含めて一切食べないというのは、普通の人間の発想ではない。腹が減ったから、両親を殺しちゃうっていのも意味不明。食育とかそうい次元の問題ではないと思うのだが。何で、こんなとんちんかんな例を持ってくるのだろうとおもって、ググると、ダニの分類学の専門家ですね。愛媛新聞社的には、大学の先生であれば、専門分野は何でも良いのだろうか。

Comments:4

海豚親父 09-09-26 (土) 21:51

年配の方には専門外に言及される方が時々居られます。大方は老害です。老害を許すのは若輩が無能だから?海豚親父@いまだ若輩

勝川 09-09-30 (水) 0:38

記者は、取材相手の専門はわかっているはずですから、専門外に言及した部分は記事にしなければよいだけの話です。この記事に関しては、記者が記事を作ったように感じました。何気ない雑談の一部を切り取って、あたかもその分野の専門家が言ったように見せかけて、恣意的なストーリーをつくった。そんな印象です。まあ、実際はどうだか知りませんが。

海豚親父 09-11-25 (水) 21:27

そうですね。勝川さんのご推察の通りかも。最近、思い込みの老害に辟易していて筆がすべりました。自分の思い込みに合致した「専門家」コメントだけを探す似非ジャーナリズムにはもっと辟易です。

勝川 09-12-01 (火) 5:07

実際にどういう形でこの記事が出来たかはわかりませんが、メディアとのつきあいは、本当に難しいです。
私も、「専門外のことはあんまり話さない方が良いよ」とよく言われます(笑

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