- 2009-09-22 (火) 16:13
- 日記
日本の食糧需給事情を知るための代表的な統計としては、農水省の食糧需給表がある。ただ、この統計は記載されている情報量が少なくて、肝心なところがよくわからないのだ。
毎年の生産量は次の6つに分類できる。国産魚は、食用・非食用と国内消費・輸出の4つのカテゴリーが存在する。輸入については、食用と非食用の2つのカテゴリーがある。
この6つの値を追うことで、日本の水産需給事情の全体図が追えるはずである。しかし、食糧需給表には、これらの6つの数字は乗っていないし、どこをどういじってもこれらの数字は出てこないのだ。
食糧需給表の数字と上のA-Fを組み合わせると、下のような6つの式ができる。
1) A+C=国内消費指向量(総粗食量)
2) A+B=国内消費指向量(総粗食量)×自給率/100
3) A+B+D+E=国内生産量
4) B+E=輸出量
5) C+F=輸入量
6) D+F=国内消費指向(餌料用)
未知数6つだから解けるかなと一瞬思ったが、式1+4+6が式3+5と同値になるので、これでは解けない 👿
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- 食糧需給表には肝心な情報が無い from 勝川俊雄公式サイト