- 2009-11-02 (月) 6:37
- 日記
South Park Episode Player – Whale Whores.
日本の捕鯨がおもしろおかしく描写されているので、しゃれがわからないお子様は、「日本の神聖な捕鯨を侮辱している」と怒りそうですが、この作品のメインテーマは反捕鯨陣営への風刺です。whoreは、売春婦という意味で、金目当てで鯨をネタにする保護団体を揶揄しているわけ。さらに、whoreには、偶像崇拝という意味もあるんだよね。このタイトルからして、単純な反捕鯨がテーマでないことは自明だろう。シェパードのリーダーを、Fat liar with no credibilityなどとこき下ろしているんだけど、訴訟起こされたりはしないのかね。
最後の落ちは、「そうきたか」というかんじのアメリカン・ブラックジョーク。最後に日本人が、鯨類では なく、鶏と牛を殺すようになり、”Now Japanese are normal like us”で、大団円。
鳩山首相も登場します。作中では”Fxxk you whales!!”と、断固捕鯨支持ですが、実物は・・・
クジラが資源として、世界から再評価される日はいずれ来ると思うけど、日本の捕鯨陣営は南氷洋のザトウを獲ると宣言してわざわざWhale Whoresを育てているようなものだし、持続的な捕鯨からはますます遠ざかる一方だな。
Comments:2
- 海豚親父 09-11-25 (水) 21:23
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笑いました。11月28日までフルエピソードは見られなくなっていますが。私にはプロ捕鯨もアンチ捕鯨もアホやと笑い飛ばしているように思えました。
- 勝川 09-12-01 (火) 5:02
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笑えるのは確かなんだけど、方向性も解決策も何も出てこないからなあ。南氷洋でザトウを獲るのは、豪州NZにとっては、水族館のイルカを殺されるような感覚でしょう。同じアングロサクソンでも米国は少し距離を置いてみているのかなと思いました。
南氷洋で言うと、捕鯨よりもオキアミの方が熱いですね。ノルウェーは大型船を増やしたし、ロシア、韓国なども大型船を派遣しているしで、オキアミ戦争が勃発中ですよ。にもかかわらず、水産庁はCCAMLRからの撤退を考えているようで、頭が痛いです。
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