- 2010-02-02 (火) 7:22
- 日記
話としてはわかりやすかった反面、知っていることがほとんどで、正直、物足りなかった。持ち時間が一人30分では短すぎて、概略しか話せない。概略の部分は、新しめの英語の教科書には書いてあるのだから、ディテールをしりたかったんだけどな。一人1時間半ぐらいで、みっちり話をしてもらった方が良かったと思う。いくつか、興味深い文献を知ることができたのが収穫。
日本のボトムアップ管理への評価は低かったなぁ。総合討論での識者のコメントはこんな感じ。
「魚価が安いなら、魚価が上がるような方策をとればよい。ITQを導入したら、まず間違いなく魚価が上がる。世界中で同様のことがすでに観察されている」
日本の産地市場の写真をみて「魚がたったそれだけで、人がそんなに大勢いたら、利益は出ないだろう」
「資源管理は、漁獲圧や資源量などの目的を設定して、その目的を達成するためのツールである。日本の沿岸管理には、定量的な目標は設定されているのか」
「どんな管理にもトップダウンとボトムアップの両者のファクターが組み合わさっている。ボトムアップしかない管理は考えられない。ボトムアップ管理というのは、たいていの場合、管理をしないための言い訳なんだよ」
大本営発表は、海外の専門家にはすでに見破られているようです。未だに騙されているのは、日本の一般国民ぐらいだろうね。
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Comments:3
- うおいちば 10-02-02 (火) 11:58
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勉強不足ですいません。ボトムアップ管理とトップダウン管理とは?
- うおいちば 10-02-03 (水) 13:25
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うおいちばです。
すいません。先のコメント、良く考えると分かりました。しかし、海外から見ると日本の管理は、ゆるゆるなんですね。 - 勝川 10-02-08 (月) 15:58
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ゆるゆるというよりも、管理をしていないといった方が適切でしょう。