- 2007-08-29 (水) 11:46
- 日記
また、テレビの撮影があるので、研究室の片づけ。
溜まった書類を大量に捨てようと思ったのだが、
こんな時にかぎって、Scansnapが故障。
いて欲しい時に限って、あなたはいない・・・・
これでは、何のために買ったんだがわからんな。
まあ、Scansnapはアクロバットのおまけと考えることにする。
今回の撮影は、水産資源の調査に関する科学番組らしい。
様々な調査が、資源管理にどう役立つのかという話をする。
「こんなに大切な調査を、こんなに一生懸命やってます!」という路線です。
クロースアップ現代のような政治的な味付けにはならないと思うので、
関係者の皆様も枕を高くしていてください。
いざカメラが回ると、いろいろと話してしまいそうですが、
科学番組だし、生放送ではないので、大丈夫でしょう。
たぶん。
ただでさえ少ない調査の費用は削られる一方だし、
漁獲統計も今の水準を維持するのは不可能な情勢で、
資源評価の行く末が非常に心配です。
こういう地道なデータ収集があって、
はじめて、資源の動向を議論していくことが出来ます。
自分自身は、フィールド調査はしていませんが、危機感は強くもっています。
テレビで、これらの調査の重要性を一般国民にアピールすることで、
調査の拡充(もしくは、削減の遅延)に繋がることを期待しています。
税金でしている調査なら、重要性を納税者にわかるように説明しないとね。
追記
ふたを開けてみれば、クローズアップ現代のような味付けになってました。
最初の説明では調査に焦点を当てるという説明だったはずなんだけど、おかしいなぁ。
まあ、俺的には「未成魚の多獲は控えましょう」という路線変更には何の問題もないです。
結局、「資源管理で、親魚を確保して、持続的に儲かる漁業を!」という、
このブログの読者にはおなじみの話を延々としました。
今回は40分ぐらいとったのかな。クロ現のときは30分ぐらい。
これらの画像の中から、番組につかわれるのは、ほんの十数秒だろう。
一視聴者として、番組を見るまで、自分の発言がどう使われるかわからないというのは、
かなりのプレッシャーではあるが、逃げるわけにはいかない。
漁業を変えるには一般の世論の後押しが必要で、
世論を動かすためにはメディアが必要なのだ。
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