- 2007-11-21 (水) 16:20
- ノルウェー漁業
今日はブログを書いている時間がないので、写真でごまかすことにした。
スカンジナビア航空の機内食
トナカイ肉のサンドイッチ。味は普通のハムでした。
泊まったホテル
ノルウェーではリーズナブルですが、日本と比べるとバカ高いです。
サバ漁船
船体に比べて、網が小さい。ノルウェー漁業の置かれている状況がよくわかる。
初日に訪問した工場の入り口
詳しくは、当サイトの「目で見るノルウェー漁業」を見てください。
午後に訪問した輸出会社Westcoast
漁業者が優遇されすぎで、加工・流通業者には厳しいようです。
漁業組合
近代で快適なオフィスは、日本の漁協のイメージとは全く違います。
この組合が、資源管理において重要な役割を果たしています。
ベルゲンの町並み
とても美しかったです。
徒歩でも回れる規模の町です。人々は親切だし、良い町でした。
ベルゲン駅
まさに、「ヨーロッパの鉄道の駅」という感じでした。
ベルゲンからオスロに向かう特急列車
なかなかかっこよい。中のシートも快適でしたよ。
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Comments:5
- ある水産関係者 07-11-21 (水) 21:32
-
開発途上国並みの事件ですね。
↓↓↓
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/61741.html
ノルウェーでは、きっとあり得ない? - 県職員 07-11-22 (木) 9:01
-
↑
こういうことが事件になるのは,TACが実効性のあるものになってきた顕れかもしれませんね。 - 勝川 07-11-25 (日) 6:38
-
ある水産関係者さん
>ノルウェーでは、きっとあり得ない?
漁獲枠の決定に少しでも透明性と説明責任があれば、
こういう事態は起こりえないでしょう。
ノルウェーはともかく、普通の国ではあり得ないです。ちなみに、ノルウェーは意志決定の部分は漁業者の合議制であり、
行政に配分比を決める権限自体がありません。県職員さん
>↑
>こういうことが事件になるのは,TACが実効性のあるものになってきた
>顕れかもしれませんね。そうは思えないですね。
漁獲枠がABCと比べて過剰な以上、TACに実効性はありません。
漁業はこれまでと同じように衰退するでしょう。役人が不透明なプロセスで漁獲枠を設定できる現状を変えない限り、
TAC制度は資源管理としては機能しないでしょう。 - 県職員 07-11-25 (日) 15:27
-
形式論(制度論)として,TACが守らなければいけないものになったのでは,と言いたかっただけです。スケトウダラについてはという限定つきですが。
役人とは水産庁の皆様のことですよね。 - 勝川 07-11-26 (月) 14:57
-
たしかに、TACが漁業者に影響を与えるようになったのは大きな変化です。
おっしゃるとおり、少しは良い方向に向かっているのかもしれません。漁獲枠全体の大きさとその大臣許可と知事許可への配分を決めるのは、
水産庁の管理課です。
漁獲枠の決定および配分のプロセスが不明瞭で、
水政審のチェック機能は無いも同然なので、どうにでもなります。
「社会経済的に考慮した」という魔法の呪文を唱えれば、
海の中の魚よりも多い漁獲枠だって設定できてしまうのが、
日本のTAC制度の現状です。
今回の事件でわかったのですが、
国と比べれば小さいですが、地方自治体にも権限はあるようですね。
自治体に配分された漁獲枠をそれぞれの漁協に配分する段階では、
自治体の裁量に任されているようですが、
こちらも不透明な場合がほとんどでしょう。漁業者の経営に直結する漁獲枠が、説明責任もないまま、
一部の行政官の裁量に任されている現状では、
今回の事件は起こるべくして起こったと言えるでしょう。(私の元のコメントに言い過ぎの部分があったので、一部修正しました)
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