Home > 漁業の歴史 | 研究 > 漁業の歴史 part 1

漁業の歴史 part 1

[`evernote` not found]

日本の水産業が今後どうあるべきかという、少し大きな話をしようと思う。
その前に、水産業の現状について、共通認識を持っておく必要があるだろう。
そこで、日本の水産業の歴史をざっと振り返ってみよう。

歴史というのは、年表の丸暗記のような無機的なものではなく、
過去から現在まで連続的に続くストーリーであり、
それぞれのイベントは、前後のイベントと必然的に結びついている。
歴史から、水産業が歩んだ大きな流れを理解することが肝要だ。
歴史を学ばないものは、現状を本当の意味で理解できない。
また、将来のことも、正しく予測、行動ができない。

現在の漁業システムの基礎が作られたのは戦後である。
ここでは、戦後に限って歴史を振り返っていこう。
戦後の日本の漁獲量の変遷は次のようになる。

Image2.png

ここでは、大まかに3つのフェーズにわけて、
1972年までを増加期、1973-1987年までを高水準期、1988年以降を減少期とする。
それぞれ3つのフェーズはどのような背景で、漁業生産がどのように変化をしたのか、
その内部をこれから見ていこう。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://katukawa.com/wp-trackback.php?p=73
Listed below are links to weblogs that reference
漁業の歴史 part 1 from 勝川俊雄公式サイト

Home > 漁業の歴史 | 研究 > 漁業の歴史 part 1

Search
Feeds
Meta
Twitter
アクセス
  • オンライン: 1
  • 今日: 748(ユニーク: 319)
  • 昨日: 652
  • トータル: 9529625

from 18 Mar. 2009

Return to page top