- 2007-11-19 (月) 14:44
- その他
鯨肉の汚染をしらべていたら、中西準子さんのページに辿りついた。
少し前の記事だけど、内容がディープでいろいろと考えさせられます。
こういう問題を社会に提起していくのが研究者の重要な役割ですね。
雑感220-2003.6.9「メチル水銀のリスク」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak216_220.html
雑感221-2003.6.17「メチル水銀のリスク(2) マグロの水銀値がない」
雑感222-2003.6.22「メチル水銀のリスク(3) メチル水銀の分析値がおかしい-水産庁の発表値」
雑感223-2003.6.30「メチル水銀のリスク(4) キンメダイはscapegoatだと考える理由」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak221_225.html#zakkan221
「誤解を招きやすい事柄ですので、部分引用はご遠慮ください」とあるので、
内容は原文を読んでください。
その上での感想なのだが、基準が不自然すぎですね。
守りたいものと、どうでもよいものがはっきりしている。
実にわかりやすいです。
もちろん、日本人のリスク感覚の無さも問題ではあるが、
だからといって、外部に隠せばそれで問題が解決するわけではない。
リスクがある→消費者は過剰に反応をする→だから隠す
ではダメ。何かを隠し通すのは実に困難な時代になっているのである。
これを徐々に下のように変えていかないといけない。
リスクがある→消費者は過剰に反応をする→冷静な反応をするように促す
このような変化を促すことこそ、研究者・行政・メディアが取り組むべき仕事だと思う。
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Comments:1
- same 07-11-23 (金) 8:15
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私は2003年厚生省が出した通達で大変つらい思いをしました。
中西準子さんのHPのおかげで随分気持ちが楽になったことを思い出します。
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- 雑感「メチル水銀のリスク」に対する感想文 from 勝川俊雄公式サイト