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Hoki Story その1


まずはNZの漁業の大まかな動向を抑えておこう。NZでは、漁業は輸出産業である。輸出金額の推移を見れば、国内の漁業生産を把握できる。

輸出金額は、2000年の1400m$から、2007年の1200m$に減少をしたが、その減少はHokiの減少と一致する。NZの輸出金額は、Hokiをのぞけばほぼ横ばい。2000年には、Hokiがダントツで1位であったのが、2007年には3位まで落ち込んでいる。Hokiは、NZの漁業生産金額に影響を与えるような重要な資源なのだ。

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http://www.fish.govt.nz/en-nz/SOF/ExportEarning.htm?DataDomain=SpeciesGroup&DataCount=10&ChartStyle=Line&text=short

この時期のNZの輸出金額はHokiを含めるとやや減少ということになるが、これは漁業の縮小を意味しない。この期間は、NZは好景気であり、NZ$はうなぎ登りに上昇をしていた。NZ漁業の主要な輸出先である米国・日本に対して、NZ$は7年間でほぼ倍のレートになった。米ドルもしくは日本円に換算すると、輸出額は倍に伸びているのである。補助金など一切無い。それどころか、法外な資源管理費用を国に納めながら、NZの漁業者はがんばっている。

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次の図は、NZの主要10魚種の輸出単価である。アワビとOrange roughyが減少している以外はほぼ横ばいである。輸出先の日本、米国からすると、魚価が倍になっている計算だ。国際市場では、資源管理された良質な魚の値段は、それだけ上がっているのだ。

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http://www.fish.govt.nz/en-nz/SOF/ExportEarning.htm

世界的にCodの漁獲量が減少する中で、代替となる白身魚の需給関係は逼迫している。主力魚種であるHokiの今後は、NZ漁業にとって、重要な意味を持つ。NZ政府も精力的に調査・管理に取り組んでいる。Hokiは、NZの資源管理の実力をはかる上で、絶好の試金石と言える。

つづく



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