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日記 Archive

どこの組織も・・・

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すいさんWatchさんで興味深いものを発見

http://ook.sakura.ne.jp/goo/20070222_2ch.txt

中の人は大変ですね。

本当はわかっているんだよね

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http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20070220/lcl_____cba_____000.shtml

 「ただね、最近は魚群探知機の精度が良いから、捕りすぎてしまうんだよ。
今だけが良ければって考えじゃなく、来年のことも思って漁をするようにならないと」。
男性は心配そうに、ぽつりとつぶやいた。

おもてだって発言をする人は居ないけれど、本当は獲りすぎだってわかっているんだよね。
彼らが来年のことも思って漁が出来るような状況を作るために、知恵を絞る必要がある。
それが水産資源学の重要な使命だろう。

まずいっす

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ブログを書いていたら、締め切りを過ぎている仕事を発見。
本当の締め切りにはぎりぎりで間に合いそうなので、良かった。
明日からセミナー再開なのに、セミナーページの更新も忘れていたし、
いろいろとてんぱってます。あれも、これも、やらないと。

ブログに書くべきネタは尽きないのですが、
執筆者の体力と気力が尽きまくりです。

私的食べ物マップ

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海洋研近辺のお勧め食べ物屋の地図

http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/map/

Google Map(Ajax)は凄いね。

発表完了

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あー疲れた。
参加者が多くて、うれしかった。
みんな、合意形成で悩んでるんだな。
俺の発表も、まずまずの出来だったんじゃないかな。
発表については、何らかの形でネットに公開したい。

「月刊 学術の動向」の9月号

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月刊 学術の動向の9月号の特集は、「海洋生物学の新たな時代」
これが、ウェブからpdfで読めてしまいます。太っ腹だねぇ。

http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/2006-09.html

なんか、東大海洋研の関係者ばかりじゃないか(笑
こういうのを読むと、「あの先生はこういうことをやってたのか」という発見がある。
普段は、「隣は何をする人ぞ」だったりするから。

今回、特に面白かったのは、益田玲爾さんの「魚種交替とは何か?」。
俺的には、益田さんと魚種交替って意外な組み合わせだったんだけど、
やっぱり、魚の行動を長時間観察している人は、発想が違う。
魚種交替にクラゲを入れるというのは、実に面白い観点だ。

クラゲを入れた魚種交替を数理モデルで再現するのも面白そうだ。
ただ、クラゲは水揚げされないから、過去のトレンドがわからないかもね。
そういえば、太平洋のクラゲはどうなっているんだろう?

学問の世界も縦割りです

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現状では、漁業に明るい未来が無いことは明白だ。
しかし、どうすれば良いかを明確に示すのは困難だ。
俺は漁業という大きなシステムのごく一部しか知らないから。
経済のことは、あまり知らない。
漁業の現場のことも良く知らない。
水産庁の考えていることも良くわからない。

漁業という大きくて複雑なシステムは、至る所に致命的な問題を抱えている。
全体像と問題を把握している人間など一人も居ないだろう。
おのおのが、自分の知っている範囲の問題点を述べるのが限界だ。
水産経済学と水産資源学はきれいに別れていて、接点がほとんど無い。
水産学という狭い世界もまた縦割りであり、資源と経済が独立に論じられている。
経済学者は経済が問題だと言い、資源研究者は資源の枯渇が問題だと言う。
まさに、「群盲象をなでる」だろう。

「群盲象をなでる」ではダメだというのでは、そこで話は終わり。
誰も何も語れなくなってしまう。
逆に、「群盲象をなでる」という状態で何が出来るかを問うべきだろう。

ある人は尻尾を触って「象とはヘビのようなものだ」と言い、
ある人は足を触って象とは「柱のようなものだ」と言う。
みんながバラバラなことを言って、紛糾するのがこの故事の内容だ。
もし、この二人がお互いにコミュニケーションがとれていたなら、
象にはひも状の部分と、柱のような部分があるとわかっただろう。
「群盲象をなでる」の故事では、皆が自分のさわった部分が全てで、
それと違う情報を切り捨てたところに落とし穴があった。
自分が漁業の一部しか知らないと言うことを自覚した上で、
余所の部分を知っている人間と情報交換をすれば、
視覚に頼らずとも象の全体図を把握できるはずだ。
それ以外に、漁業の問題点を把握する方法は無いだろう。

そういう意味では、11月のシンポジウムにはいろいろと期待をしている。
経済系と資源系の研究者がほどよいバランスで混ざっている。
お互いに接点が無かっただけに、急には話がかみ合わないだろうけど、
今後も接点をもっていかないと、問題解決型の学問に発展しないだろう。

その前に要旨を書かないと。もうすぐ、締め切りなんだ。
何を聞きたい?

アイスランド、商業捕鯨再開キター!

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アイスランドが自国の沿岸での商業捕鯨を再開。
捕獲枠は、ナガス9頭、ミンク30頭だそうだ。

BBC 必死だな(笑
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6074230.stm

Iceland has broken a 21-year-old international moratorium on commercial whaling by killing a fin whale – an endangered species.

ついでに、ABCも必死だな(笑
http://abcnews.go.com/Technology/wireStory?id=2598999&CMP=OTC-RSSFeeds0312


アイスランド沿岸に4万3千頭もいるミンクを年間30頭捕ったからって、がたがた言うなよ。
ナガスクジラは IUCNの絶滅危惧種だとか騒いでいるようだが、
ナガスクジラも、アイスランド沿岸に2万5千頭もいる。
絶滅危惧種を商業利用するアイスランドが非常識なのではなく、
こういう生物を絶滅危惧とか言っているIUCNの基準が非常識なだけだろ。

書くのも無責任、書かないのも無責任

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このブログを読み返すと「我ながら風呂敷を拡げすぎたな」と思う。
自分のなわばりである資源管理の理論だけなら、しっかりとした話が出来ると思うけど、
漁業全般の話をするのは、正直しんどい。
専門家は、狭い「なわばり」の外のことは、あまり知らないものだ。
だから、研究者は自分のなわばりを出ない。
「語り得ないことは、沈黙せねばならない」と言って口を閉じる。

哲学や純粋な理学であれば、沈黙は金かもしれない。
水産学のような実学の研究者に、沈黙が許されるのだろうか?

資源研究者として、次のことは自信を持って言える
○ 海洋生物資源の生産力は、今の漁業を支えることはできない
○ 日本の漁業が生き残るための選択肢は多くない
○ 時間の経過と共にその選択肢は失われていく

こういう状況で何のメッセージも発することが出来ないなら、
もはや実学とは言えないだろう。

リオデジャネイロ宣言では、
「十分な科学的確実性がないことを、環境悪化を防ぐ費用対効果の高い対策
を引き延ばす理由にしてはならない」と明記された。
研究者も同じだと思う。
不確実性を理由に、専門知識を社会に還元するのを遅延すべきではない。

韓国でもSPR?

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知らない韓国人からメールが来た。
どうやら、ポスドクで雇って欲しいらしい。
「あなたのSPRの論文を見て、メールを書いています」とか書いてある。
ぜひ、SPRの研究をやりたいなどと、殊勝なことを書いている。
「なんで専攻がmechanical engineeringなのよ?」と思いつつ、
読んでみると、

こっちのSPRらしい。
表面プラズモン共鳴(surface plasmon resonance: SPR)
http://www.opt.ip.titech.ac.jp/room1/research/spr.htm
なるほど、エバネッセント波のみが表面プラズモンとカップリングするのか!

つーか、俺の論文を読んでないだろ(笑

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from 18 Mar. 2009

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