「サバカレー」の信田罐詰、民事再生法申請、負債約37億円 | 企業・経営:ニュース・解説 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉.
「サバカレー缶詰」などのヒット商品で知られる缶詰製造の信田罐詰が、8月28日に千葉地裁に民事再生法の適用を申請したことが分かった。負債額は約37億3400万円。
主力得意先の統合により取引が縮小したほか、原料価格の高騰から仕入れ量を制限したため生産量が低下。また、新工場建設にともなう 資金負担が拡大し、収益を圧迫していた。2008年8月期の年間売上高は約34億8000万円に減少し、約1億8000万円の純損失を計上した。
ヒット商品は持っていた会社なんだけど、ダメだったか。加工もかなり苦しいみたいだね。銚子はくずのような魚ばかり水揚げをして、単価を下げているけど、まともな加工に使えるようなイワシやサバの仕入単価はむしろ上がっている。
さらに、場当たり的な漁獲枠の増大が、経営のリスクなっている。水産庁OBの北部巻網組合理事の圧力なのかどうなのかはよくわからないが、ここ数年は、サバの漁獲枠が毎年のように漁期中に増枠されている。漁期中の増枠の後は単価がぐっと下がる。一気に相場が下がることになれば、期中改訂前の高い魚をつかんだ加工屋は大赤字である。加工屋的には、いつ値下がりするか解らない魚を高くは買いたくない。しかし、工場は動かさないといけない。更に、作れば作ったで、スーパーからは買いたたかれる。といった具合に、とても厳しい状況である。
国内の鮮魚需要は限られているし、日本の魚を輸出しても、途上国が捨て値で買うのが落ちである。となると、鮮魚からあぶれた魚に価値をつけるのは加工しかない。加工業をしっかりと支えることが、日本漁業の安定につながるのである。
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Comments:1
- 沿岸漁業の一漁師 09-09-09 (水) 18:02
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>加工もかなり苦しいみたいだね
分野は違いますが。
老朽化した設備の改修費用の捻出そのものが厳しいようですね。高度に衛生化、機械化された設備よりは派遣による人海戦術の素朴な『手作り路線』が好まれる傾向ではありますね。経営上、リスクも低い。
チューペットの生産、販売の終了について | 前田産業株式会社
http://mayeda-sangyo.co.jp/pdf/news090817.pdfポリ容器飲料「チューペット」や乳酸菌飲料「ミルトン」を手がける前田産業の
公式ページによると、5月に発生した生産工程上の不具合
http://mayeda-sangyo.co.jp/pdf/news090515.pdf
で生産および出荷を休止していた「チューペット」の生産終了が決定したそうです。これは生産の早期再開を目指して工程上の不具合解消に努めていたところ、老朽化した
ライン設備などの改善改良に思った以上に時間や費用がかかることが判明したためで、
これ以上時間をかけても再開の目途が立たず、顧客にも迷惑をかけることになることから、
生産再開を断念することを決定したとのこと。
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