- 2007-12-06 (木) 13:34
- 日記
DSが髙木総裁を招いて懇親会を予定していた。
「日本の魚食は守れるか」という演題で、質疑応答も予定されていた。
もちろんDSが髙木委員提言に前面賛成というわけではないだろうが、
話を聞いて内容を理解した上で、反対意見を出してくれれば有益である。
一つのテーブルについて、議論をすることで、漁業の問題点を整理して、
業界にとって痛みが少なく、メリットが多い改革案を提案することも可能だろう。
この懇親会は日本漁業にとって画期的なイベントになるはずだった。
俺は参加する気満々で、楽しみにしていたのだが、
DSから延期になったという連絡が入ってガッカリした。
DSからは「こちらの都合で延期します」としか説明が無かったが、
ZGRが大本営経由で中止にするように働きかけたらしい。
DSがようやく重たいコシをあげたと思えば、こういうオチですか。
こういう理由であれば、延期と言うより、中止になる可能性が高いだろう。
文句があるなら、堂々と対案を示せばよいのに、
議論の場をつぶすというやり方は最低だな。
DSだって、漁業がこのままで良いと思っていないから、この会を企画したはずだ。
だったら、もう少し頑張って欲しかった。
ZGRと大本営が良い顔をしないのは、やる前からわかっていただろうに・・・
このことからわかるように、衰退していく日本漁業には自浄能力はないようだ。
そもそも自浄能力があったら、ここまで酷くなっていないわな。
ZGRは、自分たちから引きこもっておいて、
「この改革案は、漁業関係者の意向を無視している」と被害者面するのである。
文句があるなら、「改革など必要なくて現状でも問題がない」ことを示すか、
「漁業関係者の意向を取り入れた対案」を出すべきである。
自分からは何も出さないで「あれがダメ、これがダメ」と改革案にケチをつけるだけ。
とても、当事者とは思えない無責任な態度である。
「部外者は口を出すな」と言うなら、当事者としての最低限の責任を果たすべきだろう。
漁業への規制改革が政府によって検討されている。
DSやZGRが幾ら引きこもったところで、否応なしに事態は進むだろう。
誰が見ても今の日本の漁業は放置しておける状態ではないのだから当然だ。
やがて出てくるであろう改革案に、漁業関係者の意向が反映されないとしたら、
話し合いを拒否して、何の対案も出さなかったDSやZGRの責任である。
このまま漁業関係者が不在のまま話が進み、
漁業者にとって受け入れがたい改革案が出てきたら、
漁業者の皆様はDSやZGRを恨んでください。
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