- 2008-07-24 (木) 14:43
- 研究
シーフードショーでは１５分の口頭発表の他にも、ポスターの展示があります。
発表の前後に、ポスターの前で説明をして欲しいと言うことだったのですが、
みんな試食に忙しくて、ポスターの所にはあまり人がいませんでした。
ポスターの解説の代わりに、海洋大の学生さんから、
海藻のしおりの作り方をレクチャーしてもらいました。
海藻には糊の成分があるので、水切りネットを使うのがこつみたいです。勉強になりました。
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- 業界紙速報 08-07-28 (月) 18:54
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「市場原理主義」は有効か？
赤井雄次氏の水産業協同組合に関する読み物はとても勉強になります。勉強不足で反駁することはできませんので、紹介のみにとどめます。
さて、トリを務められるのは北海道大学大学院廣吉勝治氏です。廣吉教授は漁船漁業構造改革総合対策事業の中央協議会会長でもあらせられます。「日本漁業再生に向けての問題提起と一提案」ということで、その「上」ではTAC法制定に係る重要問題と漁業就業者数の減少問題を論じておられます。TACの方では、MSY原理をよりどころとした生物管理は、一定の資源密度、環境、価格などの条件設定があってはじめて現実味を保ち得る概念とし、答申は許容漁獲量設定にどれほどの「科学的根拠」があるのか、一顧だにしていない、と書いておられます。小子は不勉強でこの文章の言わんとしていることがわからないのですが、『一定の』資源密度と環境を設定しなければMSY原理は現実味を持てないとすれば、確かにその時点で現実味がないでしょうけど、生物資源を考えるときにそこまで『一定』にこだわらなければならないでしょうか？。ところで、MSY原理をよりどころとするにあたって、価格も考慮しなければならなかったでしたっけ？また、これに続けて「TACは守った、資源はなくなった、漁業者の経営も窮地に陥った、責任は誰がとるのか。誰も責任をとらずに放置されるのであろうか。」と書いておられますが、これは最初のセンテンスをTACは守りませんでした、とした場合、現在の状況を表していませんでしょうか？他方、漁業就業者数の減少を論じるに、現代と終戦直後の就業人口を直接比較するのは荒唐無稽であり、見識を疑う、としておられます。小子は、単純に100万人いた漁業者が平成18年には21万人になっていることに心は痛めても荒唐無稽な比較であるとは思えません。これが、数字がはっきりしない江戸の初期と比較しているのであればなんでだろうと思いますが、終戦直後と現在を比較することになにか問題があるでしょうか？漁業法や水産業協同組合法は、昭和25年以前の制定ですが、これらが制定されたときは、漁業就業者数は100万人程度であったということがわかります。
「下」は、極めて難解な文章が続いており、小子は概ね理解できません。例えば、漁業が産業として大きく後退していることの認識について規制改革の言説は妥当ではないとして、第一の理由として「国内産業の規模が縮減し、地位が低下する形をとりながら、既存の漁業経営体個々の生産力の、むしろ上昇をもたらすような形で漁業構造の再編が進行したことが明らかである。」と書いておられます。漁業構造の再編が進行して漁業経営体個々の生産力が上昇することと、漁業が産業として大きく後退することがどうつながるのでしょうか？小子の考え方が間違っているかもしれませんが、わかりにくい文章です。また、最後に唐突に「漁業経営対策」（新政策）に対して提案をしておられますが、新政策と規制改革会議答申の関係が明確ではありません。小子はまったく関係ないと思いますし、新政策そのものも複雑でわかりにくいものであって、それに対する教授の提言も理解の範囲を超えています。ただ、「TACの存在自体が供給制限的な機能があるので生産調整の必要がなくなった」と水産庁担当が発言するのを聞いたと書いておられます。だから、サンマはTACじゃなかろうに、と呟いてしまう小子でありました。
- 勝川 08-07-28 (月) 23:58
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内容の無い連載でしたね。
彼らに何のビジョンもないことがよくわかったのが、
唯一の収穫です。「漁業者は、目先の利益を追って乱獲をした。魚がいなくなった。漁業者の経営も窮地に陥った。補助金をばらまいた。国の借金が増えて、財政破綻した。誰が責任をとるのか。誰も責任をとらずに放置されるのであろうか。」という感じですね。
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