研究

漁業改革

6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。

前回の記事で紹介した会議は平成20年なので6年も前の話です。「資源管理のあり方検討会」というのが、今年の3月から開かれています。何の風の吹き回しか解らないのですが、水産庁から委員になって欲しいという依頼がありました。「資源管理をやることを前...
漁業国益論

日本は、なぜ乱獲を放置し続けるのか?水産庁の言い分を検証

当ブログでは、漁獲規制の不備によって、日本の漁業が衰退していることを繰り返し指摘してきた。多くの読者から、「なんで水産庁は規制をしないのか?」という疑問の声が上がっている。その疑問に対する水産庁の言い分を紹介しよう。水産庁が資源管理をしない...
ウナギ

長期的なトレンドと短期的なゆらぎ

今年は、全国的に大雪に見舞われたので、「地球温暖化はどうなったの?」と思った人も多いのでは無いでしょうか。大雪の影響で、今年の冬は寒かった印象があるのですが、データをみるとそうではないようです。今年1月の地球全体の気温は過去4番目の暖かさだ...
ウナギ

シラスウナギの豊漁報道の異常性

去年は、シラスウナギの不漁が社会的な問題になりました。今年は一転して、楽観的な報道が相次いでいます。「ウナギ稚魚価格、昨年の4分の1 漁獲量が大幅増」(日経新聞 2/4)「シラスウナギ豊漁の気配 うな重お手ごろはまだ先?」(中日新聞1/31...
エコラベル

東京オリンピックで、国産魚を提供できない可能性について

ソチオリンピックが終わりましたね。2020年の東京オリンピックのホスト国として、考えておかないといけない問題があります。今のままだと、オリンピックで日本の魚を提供できない可能性があるのです。実は、五輪でも水産物の持続性が問われる時代になって...
世界の漁業

世界銀行レポート FISH TO 2030:世界の漁業は成長し、日本漁業のみが縮小する

世界銀行が、「2030年までの漁業と養殖業の見通し」についてのレポートを公開しました(プレスリリース)。この102ページからなるレポートは、IMPACTというモデルを使って、2030年までの世界の天然魚・養殖魚の生産・消費・貿易を予測したも...
研究

水産養殖は、世界では成長産業、日本では衰退産業

日本では1970年代から、「これからは養殖の時代だ」と言われ、作り育てる漁業のために多額の公的資金を投じてきました。しかし、残念なことに、日本の水産養殖業は生産性は低く、縮小傾向です。逆に世界に目を向けると、水産養殖業は急激に成長しています...
三陸漁業復興

宮城県復興特区における漁民の自治の侵害について

宮城県が復興庁に申請していた「水産業復興特区(水産特区)」について、所管の水産庁は、1)地元漁民のみでは養殖業の再開が困難である2)地元漁民の生業の維持3)他の漁業との協調に支障を及ぼさないという要件を満たすと判断し、昨年4月にゴーサインを...
ITQ

水産業における世界の常識と日本の非常識

BBCに水産資源管理の記事が掲載された。なかなか面白い記事なので、要約をしてみた。Collective rights 'offer hope for global fisheries'アイスランドのアーナソン教授の見解。(Prof Arna...
食の安全

TPPが日本の水産業に与える影響について

「TPPで日本の水産業にどういう影響がありますか?」と質問される機会が多いので、私見を書いておきます。結論から言うと、「日本に安い輸入魚が殺到して、魚の値段が下がって、国内の水産業が衰退する」というような事態は起こりません。その理由は以下の...