スルメイカ

スルメイカは回復していない――日本海は調査開始以来最低、太平洋も低水準

2026年7月31日、水産研究・教育機構は、日本海と太平洋のスルメイカ長期漁況予報を公表した。日本海は過去最低日本海では、2026年8~12月の来遊量が、沿岸のすべての海域で前年を下回ると予測された。道北・道央、道南・津軽、本州北部、西部日...
サンマ

今年のサンマはさらに少なく、小さい――2026年の予報は「過去最低」

2026年7月28日、水産研究・教育機構が今年のサンマ漁の見通しを発表した。 水産研究・教育機構「2026年度サンマ長期漁海況予報」本記事は、この予報の解説である。掲載した図も、すべて予報から引用した。水産庁のプレスリリースでは、「来遊量は...
スルメイカ

スルメイカで表面化した「科学的管理」からの逸脱

2026年2月20日、水産政策審議会資源管理分科会は、令和8管理年度のスルメイカのTACを6万8,400トンとする水産庁案を承認した。水 産 政 策 審 議 会 資 源 管 理 分 科 会 第143回 議 事 録これは、単に漁獲枠が増えたと...
水産庁

魚が足りないのに、漁業者を増やす? 外国人受入れ政策の矛盾

日本政府は、水産業における人手不足への対応として、外国人労働者の受入れを進めている。技能実習に加えて、2019年には在留資格「特定技能」が導入された。さらに2023年には、漁業も特定技能2号の対象に追加された。特定技能2号には在留期間の上限...
クロマグロ

他国を悪者にして、国内問題から目をそらす――クロマグロ報道の無責任

クロマグロ交渉決裂を、日本のメディアはどう報じたか交渉決裂の経緯については、先の記事で説明をした。今回は、それを日本のマスメディアがどのように伝えたかを見てみよう。WCPFC北小委員会(NC22)における太平洋クロマグロの交渉決裂について、...
クロマグロ

クロマグロの交渉決裂の本質

2026年7月14日に、クロマグロの漁獲規制について議論をするWCPFCの北小委員会(NC22)にて、合意が得られず、漁獲枠設定についても、漁獲枠を決めるルールについても合意ができなかった。これまでは、クロマグロが危機的な状況にあるという認...
スルメイカ

スルメイカの「倍増」漁獲枠は本当に米国流? 水産庁の“謎の計算式”を調べてみたら、全くの別物だった件

スルメイカの漁獲枠が意味不明です今年のスルメイカのTAC(漁獲可能量)が、昨年の倍以上に増枠されました。水産庁の説明によると、これは「カナダマツイカ(Illex illecebrosus)に対する米国の管理方式」を参考にした、新しい算出方法...
スルメイカ

スルメイカを例に、日本が漁獲規制ができない理由を考察

前回は、スルメイカの資源に関する情報を整理して、資源量は依然として低水準であり、漁獲枠を慌てて増やすような状況でないことを示しました。このような状況で、日本政府は、増枠を繰り返しています。このような政治判断がなされる背景には、次の二つの要因...
スルメイカ

スルメイカの増枠の論点整理

今年はスルメイカが豊漁で漁獲枠が不足し、一部の漁業者から不満の声が上がっています。NHKをはじめとするマスメディアは、イカがいるのに獲れない漁業者の苦境や、増枠を求める必死の訴えを報道しています。また、与野党の国会議員が枠を増やすように働き...
マスメディア

ここがヘンだよ クローズアップ現代「マグロが捨てられる!?海の恵みをどう守るか」

事実誤認とミスリードばかりの番組が放映されたので、ツッコミを入れていきます。あらすじはこちら番組では、政府による漁獲枠規制のごり押しを問題視して、解決策として千葉のキンメダイなど漁業者の話し合いによる自主管理の成功事例を紹介したうえで、国は...