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日記 Archive
カツオ不漁に高齢化、負債返済できず漁協解散…三重
三重県尾鷲市古江町の古江漁協は20日、約3億6000万円に上る県信用漁協連合会からの負債が返済できないとして、自己破産の手続きを開始し、来年1月末までに漁協を解散することを決めた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081220-OYT1T00605.htm?from=navr
明日は我が身のところも多そうだ。
例年は12月は忘年会需要で、高級鮮魚を中心に値段も流通量も増えるのだが、
今年は、消費が冷え込んでて、忘年会もキャンセルが相次いでいる。
今まで、それなりの店で忘年会をしてきた大企業も、安売りがウリのチェーン店に流れていて、
国産高級鮮魚の動きが極めて悪く、年を越せない業者も出てくるだろう。
水産庁OBによれば、日本漁業はまあまあ良い状態で、改革の必要は無いそうだし、
水産庁が選んだ日本を代表する有識者の方々は税金をつかって1年間、話し合った結果、
「混乱を避けるために、国は何もしない方が良い」という結論みたい。
彼らには、こういう末端の漁業関係者の困難は、どうでも良いんだろうか?
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改革を葬られた日本漁業が溺死する
- 2008-12-26 (金)
- 日記
新潮社のフォーサイト誌に、漁業改革の特集が出ました。
せっかく提言された改革を、よってたかって潰した者たち。このままでは漁民も消費者も苦しむことに――。
参院選の敗北で“票が大事”との安直な「反省」をした自民党は、水産庁、全漁連と手を組むことにした。〇八年に入って以降は、政官産トライアングルによる「二次答申」の骨抜き作業が急速に進んでいる。農水省や水産庁は閣議決定された各項目について「検討した(が実施は困難)」と結論づけるアリバイ工作に余念がない。
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/new/topic_03.html
続きは本誌でご覧下さいということで、フォーサイトを買いに行こう。
ただ、状況はそれほど悲観的ではないんだけどね。
骨抜き工作は織り込み済みだし、それを指をくわえて眺めている我々ではありません。
今年度もなんだかんだで、進展した一年だと思いますし、
来年は、さらにおもしろいことが起こりそうですよ。
改革の議論も進んできたけど、漁業の衰退も進んでいるわけで、時間との戦いですね。
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昨日の記事を削除しました
- 2008-12-12 (金)
- 日記
投稿者と和解の上、昨日の記事は削除しました。
あの件に関しては、これで終わりにしたいと思います。
団体名が特定できるようなコメントは非表示とさせていただきますので、
ご了承ください。
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今日の見所
- 2008-12-06 (土)
- 日記
今日の勉強会ですが、講演者のそれぞれの立ち位置を理解した上で、
その意見の違いをお楽しみいただければ幸いです。
立ち位置の違いを明確にするのは次の2つの質問です。
Q1 日本漁業に問題はあるのか?
Q2 今までの日本のやり方で問題は解決できるのか?
それぞれの質問の回答によって3つの陣営に分けることができます。
抵抗 | 保守 | 改革 | |
Q1 | N | Y | Y |
Q2 | Y | N |
それぞれの陣営は、次のような関係にあります。
保守と革新は、漁業をよくしたいという問題は共有していますが、
そのための方法論が違います。
保守派は、従来の日本の漁業を高く評価し、これを改良していくことで、
問題解決をはかるべきという意見を持っています。
いっぽう、革新派は、海外の成功事例から謙虚に学び、
新しい産業に変えていく必要があると考えています。
保守と革新は、どちらが100%正しいということではありません。
改革をするにしても、現状がスタート地点になるわけだし、
保守派にしても今のままでよいとは思っていないでしょう。
保守派と改革派が、議論を進めることで、
日本漁業を改善するための具体的な方向は見えてくるでしょう。
講演者の牧野さんは、日本の自主管理の研究をしている保守の論客です。
私とは、方法論が180度違いますが、それでも議論は成立するだろうし、
話を聴く人間にも意味はあると思います。
一方、岩崎さんは、水産庁から巻き網、トロール組合に天下った人間で、
「日本の漁業に問題などない」と大声で主張するでしょう。
「俺の人生は、間違えていなかった」といいたいわけですが、
都合が悪いものは隠して、都合がよい事例だけを繰り返すという、
典型的な大本営発表スタイルの話しかできません。
桜本文書がサンマばかりを取り上げているのと同じやり方ですね。
そんな子供だましが通用すると思っていること自体、時代錯誤ですが、
なんで、こんな人間を呼んでくるのか、理解に苦しみます。
まあ、抵抗勢力のお粗末さがよくわかるという意味では、
価値があるのかもしれませんね。
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北海道新聞の取材を受けました
- 2008-08-28 (木)
- 日記
釧路からの帰り道に、東京で北海道新聞の取材を受けた。
燃油補助金に関する俺のコメントが、次の日曜日に掲載らしい。
「ばらまきじゃなくて、資源管理をやれ」と言う、
当ブログの読者にはおなじみの内容になる予定。
我ながらワンパターンであるけれど、
いろんなメディアで発言を繰り返すことが重要だろう。
コンスタントに発言を続けることで、
ボディーブローのように、効いてくるはずだ。
燃油関連では、一般メディアからの接触が多い。
「なんで漁業だけ補填なの?」と一般人の関心が高まっているのだろう。
漁業の問題点を、一般にわかるように説明できる人間は、ほとんどいない。
小松さんは、小松さんで、俺よりずっと忙しそうだし・・・
いくら忙しくとも、対応せねばなるまい。
俺が言わねば、誰が言う?
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任天堂の岩田社長のお言葉
- 2008-08-25 (月)
- 日記
任天堂の岩田社長の言葉は深い。
本当に、その通りだと実感する、今日この頃だ。
成功を体験した集団を、
現状否定をして
改革すべきではないと思います。(中略)
世の中のありとあらゆる改革は
現状否定から入ってしまいがちですが、
そうするとすごく
アンハッピーになる人も
たくさんいると思うんです。だって現状を作りあげるために、
たくさんの人が
善意と誠実な熱意で
やってきたわけでしょう?不誠実なものについて
現状否定をするのはいいと思うんですけど、
誠実にやってきたアウトプットに対して
現状否定をすることだけは
「なし」だと思うんです。(中略)
「わたしがもしも昔の時代にいたら、
いま任天堂がやっているのと
おなじような方法をとったと思うよ。
でも、環境が変わったでしょう?
周囲が変わったでしょう?
ぼくらが変わらなかったらどうなる?
ゆっくり死ぬ道を選ぶ?
それとも、もっとたくさんの人が
未来にぼくらの作ったもので
よろこんでくれるようになる道を選ぶ?」ということです。
http://www.1101.com/president/iwata-index.html
http://d.hatena.ne.jp/shinwada/20080824
漁業を変えるためには、人の行動を変えないといけないのだが、
正しい理論だけでは、人は変わらない。
どう見ても駄目な現状に追従するのは論外だし、
変えるべき点は変えていかないといけないのだが、
その方法論については、十分に吟味する必要があるんだな。
1年前なら読み流しているかもしれないけど、
今の自分には、ストライクゾーンど真ん中でした。
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グーグルのストリートビューが凄すぎる
- 2008-08-12 (火)
- 日記
グーグルマップにストリートビューという機能が加わった。
まだ、東京や札幌などの大都市に限られているが、
地図の上の景色が写真で表示できるのだ。
しかも、写真をドラッグすると角度がスムーズに変化する。
本当に散歩をしているような錯覚に陥るぐらい。
たとえば、東京大学海洋研究所はこんな感じ。
すぐ向かいに、いかがわしい店があるのも、ばっちりわかる。
すでに、大規模かつ詳細にデータが記録されているからびっくりだ。
とんでもない情報量だよ。
これを使うと、バーチャル大学巡りも簡単にできる。
東京海洋大は、ここ。
東大の弥生キャンパスは、ここ。
ラーメン屋の説明にも使えるぞ。
「微妙ラーメンの只助ってどこ?」と聞かれれば、こことすぐに教えることができる。
俺が最高に愛しているカフェアロマティカはここ。
ここのパスタは絶品です。
こういう店が近所にあるといいんだけどな。
さらに、これが日本だけじゃない。
この前、訪問したオーストラリアの資源管理機関はここだし、
そのあと、ディナーを食べたのはここだ。
高校時代の家を見たり、いろいろ楽しんでます。
やばい。おもしろすぎる。
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くろいわ & 我流風
- 2008-08-10 (日)
- ラーメン
鹿児島といえばラーメンと言うことで、しっかりたべてきました。
まずは、老舗のくろいわから。
くろいわ
ここではラーメン(700円)をいただきました。
とにかく、スープが良い。
鶏ガラ+豚骨で、風味はあるがあっさりとした仕上がり。
だしの味がしっかりしていながら、雑味が無い。これは名人の技です。
細麺にスープが良く絡むし、トッピングも良かった。
完成された味に大満足。実に美味しいラーメンでした。
スープを最後まで飲まずにはいられない。
我流風(がるふ)
トロ肉ラーメン(880円)をいただきました。
トロ肉は、香りは良いし、味も悪くはないんだけど、風来居のトロ肉の方が頭一つ美味しい。
スープは今風の醤油豚骨で、Wスープと思われる。印象としては「田ぶし」に近い。
面は太め。小麦粉の味がしっかり出ている。完成度は高い。
最近のトレンドをフォローした上で、隙がない仕上がり。
鹿児島のラーメンは、実にレベルが高い。
伝統の味のくろいわも、モダンな仕上がりの我流風も良い仕事をしています。
どちらも大満足でした。もう一杯食べたいです。
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漁業者支援745億円 燃料高騰分直接補てん
- 2008-07-28 (月)
- 日記
http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/mainichi-2008072900m106/1.htm
省エネに取り組む漁業者に対し、漁船用などの燃料価格の上昇分について、国が実質的に直接補てんすることが柱。
政府内では、燃料代の上昇分への直接補てんには慎重な声も多かった。
しかし、漁業者に加えて与野党からの要求も強まったため、漁業の省エネ推進の支援などの対策を抱き合わせることで、
最終的に実質的な直接補てんを認めた。
額もすごいけど、内容はもっとすごい。
「燃料使用量を10%以上削減」なんて、
現在の漁業の壊滅的な生産性の低さからすると、誤差みたいなモノです。
EUの補助金は、長期的な漁業の構造改善のための費用ですが、
日本の補助金は、非持続的な現在の漁業を維持するためのばらまきであって、
全くの捨て銭といえるでしょう。
日本には魚がいないんだから、休漁をして資源回復をした方が
長期的な食糧供給にはプラスです。
木が無いのに、木こりを増やしても、しょうがないだろうに。
ニュージーランドは、古いカナダの漁船を使って利益を出している。
燃費がよいからではなく、資源管理によって、魚を高水準に保ちつつ、
市場価値が高い大きな魚のみを捕っているからだ。
日本のように、未成魚から根こそぎ獲るような漁業で利益を出している国など無い。
燃費が10%良くなっても、今のままでは経営は成り立たない。
このまま、ずるずると補助金付けにして、産業を駄目にするだけだろう。
今回の燃油高騰をきっかけに、世界の漁業はより持続的な方向に変わろうとしている。
税金で非持続的な漁業を維持しようとしているような馬鹿な国は、日本と韓国ぐらいだろう。
納税者がこれで納得するとは思えないのだが、
政府は漁業と心中するつもりなのだろうか?
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今日、NHKで資源の番組をやるようだ
- 2008-07-21 (月)
- 日記
[字]魚が消える?~“海の幸”に忍び寄る危機~
* 放送日時7/21 (月) 19:30 20:00 (30分) この時間帯の番組表
* 放送局NHK総合・東京
* ジャンルドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
* 番組概要 過剰な漁獲と温暖化等のため、サバやマグロ、ブリが深刻な資源減少に直面している。私たちになじみ深い海の幸の危機と、これからの食ありようを考える特集
http://tv.so-net.ne.jp/schedule/101024200807211930.action
これは要チェックです。
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