J-Waveに生出演をしたよ

先週、東京のラジオ製作会社の人から電話があり、「新聞で読んだんですが、クロマグロの小型化について教えてください」ということであった。そこで「小型化というのは、成長が遅くなっているんではなくて、産卵場で獲りすぎて、大きい個体がいなくなっているんだよ」とか、いう話をしました。製作会社の人から、この話を取り上げたいので、「話題になっているニュースの中から気になるものをピックアップ。専門家に電話でつないでコンパクトに分かりやすく解説します」というコーナーに出演してくれと依頼された。俺的には、多くの人に知って欲しい話だからOKしたのでした。

今朝の7時15分に、製作会社の人から確認の電話があり、簡単な打ち合わせをする。次に本番5分前ぐらいに電話が来て、音声チェックをした後に、出番を待ちます。トラフィックインフォメーションを聴きながら、話す内容を頭の中でまとめて待つんだけど、この待ち時間というのが緊張をする。交通案内が終わると、ナビゲーターの別所哲也さんから、「おはようございます」と挨拶をされる。ハリのある、イイ声だ。最初は少し緊張気味だったが、別所さんが聞き上手で、話しているうちにリラックス出来て、「現在の無規制漁業は、まずいですよ」という話ができた。朝めし前の一仕事が無事に終わって、良かったです。

俺は4分話すだけでも、結構疲れたんだけど、別所さんは、タイムキープをしながら三時間もナビゲータとして、話し続けるわけで、とても真似できないと思っただよ。

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朝日新聞 10月21日(夕刊)一面 人脈記にインタビューが掲載されました

2ヶ月ぐらい前に、朝日新聞の高成田さんとカメラマンが研究室に来て、インタビューを受けたのです。初めてお会いしたのですが、四方山話も含めて、いろいろと談笑をしました。その記事が、水曜日の夕刊に、掲載されたという話を聞いて、図書館に確認しに行ったところ、一面に、ウクレレを手に、馬鹿笑いをする俺の写真が掲載されていてビックリ。「あっはっはー」という感じで、すごくバカっぽい。カメラマンが、研究室の隅のウクレレをめざとく見つけて、「ちょっと構えてもらえませんか」と言ってきたので、適当に構えながら話をしたのだけど、カメラを前に、ここまで無防備に爆笑していたとは、我ながら驚きだ。もうちょっと、賢そうに見える写真が良かったんだけど・・・

俺と、川崎先生と、桜本先生が搭乗しているんだけど、写真の表情が三人三様という感じで、おもしろい。特に川崎先生の写真は、先生のキャラクターを上手に表現しており、とても秀逸。さすがはプロの技だとおもったよ。

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これはすごい

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日本海のクロマグロ小型化 「乱獲の疑い」と専門家 – 47NEWS(よんななニュース)

日本海のクロマグロ小型化 「乱獲の疑い」と専門家 – 47NEWS(よんななニュース).

俺のコメントが出たんだが、ちょっと残念な部分があるので書いておこう。

三重大の勝川俊雄准教授(水産資源学)は「大型の個体が急速に減っており、乱獲の疑いが強い。繁殖に影響を与える恐れもあり何らかの規制が必要だ」と指摘する。

の部分は、おれが言った通りなので良い。問題は、次の下線の部分。

勝川准教授は「日本海でも小型化しているとのデータは初めて。巻き網漁は資源に与える影響が甚大で、漁獲量の上限を定める必要がある」と話す。

日本海でも小型化しているとのデータは初めて」とは言っていない。日本海のマグロの魚体はかなり変動をしてきた。卓越年休群が新しく成熟すると、平均魚体がぐぐっとさがってきたのである。減ったり増えたりというデータは元々存在する。

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のデータは記者も 持っていたはずだし、「近年、急に体重が減っているようには、おれには見えないよ」と、はっきり言ってある。なんで、こんな、言ってもいない一文を入れる必要があっ たのか、理解に苦しみます。俺が確認した最終稿にはこんな文は無かったんだけど、デスクに入れられたのかな。

小さいのが増えて、結果として平均体重が下がるのは問題がない。だから、平均体重だけ見ていては、資源のことは議論できない。そういう話は、記者にも繰り返ししたはずだけど。「過去に日本海のマグロの体重が減ったという研究はありますか?」と聴かれたから、「そういう研究は聴いたことがないですね」と返答をしたのが、このような表現になったのだろうか。いずれにせよ、俺の台詞として、言った覚えのない、誤った情報が書かれたことは不快である。

2004年から、大型巻網が産卵場で産卵群を漁獲するようになった。それ以降、日本海で大型のマグロがとたんに獲れなくなった。一本釣りでも、100kgを超える魚が急激に減少している。平均が小さくなったことじゃなくて、大型がいなくなったことが問題なんだよ。漁獲サイズのことをいうなら、巻き網よりもヨコワの方が100倍悪い。ヨコワ漁業は、ヨコワ漁業で大問題だ。巻き網の問題の本質は、産卵場での根こそぎ操業によって、再生産に大打撃をあたえていることなわけ。だから、「巻き網漁は資源に与える影響が甚大で、漁獲量の上限を定める必要がある」となるわけだ。

日本海のクロマグロは、本当に大変なことになりそうなので、記事として取り上げてくれたことは、ありがたい。しかし、強引に「小型化」で話を作ってしまった点は、残念である。

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「官僚たちの夏」がニッポンを冬にしたのか?:日経ビジネスオンライン

「官僚たちの夏」がニッポンを冬にしたのか?:日経ビジネスオンライン.

業界を過保護にした結果、業界は目先の利益を得た代わりに、競争力を失った。というどこかで聞いたようなお話ですね。こことか、ここに書いたことと同じ構図だ。鎖国した既得権産業の行き着く先が、今の日本漁業だろう。なんか、最近、日本全体が漁業化しているような錯覚を覚えるよ。


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いつも以上に、より、てんぱってます

締切りなしの作業なら思い切り楽しい仕事になるだろうが、おそらくまったく進行しないに違いない。

by 手塚治虫

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昨日は盛りだくさんだったよ

昨日は、高木総裁の話を聞いた後、明治学院大学の神門先生の話を聞いて、晩ご飯をご一緒した。農地の話や農協の話など、とても勉強になった。実に有意義な一日であった。農業の問題は、漁業と非常に共通点が多い。今後も接点をもって共闘をしていく必要があると思った。

日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)

偽装農家―たちまちわかる最新時事解説 (家族で読めるfamily book series)

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マグロについて語ってみる その2

1994年に、IUCNが客観的基準を導入した当初は、IUCNの守備範囲は陸上の生物に限られていた。IUCNは、1996年に突如として、海の生物にも一律にこの基準を当てはめることにした。漁業関係者にとっては、寝耳に水であった。日本の漁業関係者が、IUCNの議題がマグロだと言うことを知ったのが、会議の2週間前とかそんな感じ。
IUCNの新基準を当てはめれば、多くの漁獲対象資源がレッドリストに該当する。3世代で5割の減少などは、海産魚類ではよくある話なのだ。IUCNは、予防原則の立場から、5つの基準のどれか一つでも当てはまっていれば、他の基準に合致しなくともリストに掲載することにしていた。マグロを含む多くの魚類が基準Aに引っかかり、絶滅のおそれありと判断された。

IUCNの新基準

(A)個体数の減少
(B)生息面積が減少している
(C・D)成熟個体数が少ない
(E)野生絶滅の可能性を示す定量的リスク分析

さて、上の5つの基準では、絶滅リスクを直接推定した基準Eとそれ以外では意味に差がある。個体数の減少や、生息面積は、個体群にストレスがかかっている間接的な証拠ではあるが、これが必ずしも絶滅リスクにダイレクトに結びつくわけではない。基準Eで絶滅のおそれ無しという結果がでても、他の基準に合致すれば絶滅のおそれありと判断されてしまうのだ。絶滅のおそれが無いのは明らかなのに、レッドリストに載せるのは乱暴だろう。たとえば、ミナミマグロは、現在の減少率が続いても、すぐに絶滅するわけではない。絶滅のおそれがある個体数(500個体)に減るのは90年も先のことだ。これは3世代いないなので、基準Eでは危急(VU)になる。ところが、基準Aの方が厳しい結果が出るのでそちらが優先されてCR(絶滅寸前)になってしまった。

*Threatened – 「危惧」あるいは「絶滅のおそれのある状態」(絶滅危惧)には3種類ある

o Critically Endangered (CR) – 「絶滅寸前」(絶滅危惧IA類)
o Endangered (EN) – 「絶滅危機」(絶滅危惧IB類)
o Vulnerable (VU) – 「危急」(絶滅危惧II類)

素人には、CRだ、VUだと言っても、ピンとこないかもしれないが、VUとCRのイメージをわかりやすく説明すると、こんな感じかな。

VU→このままだとヤバそうなんで、なんかした方がいいんじゃね?
CR→MajiでZetumetsuする5秒前

VUとCRは、人間で言えば、健康診断で引っかかったのと、緊急入院ぐらいの違いがある。

日本サイドは、基準Eを評価できる情報がある種については、基準Eを上位にするように提案した。

日本提案

1)基準Eで絶滅のおそれなしと判断された物は、リストから除外
2)基準Eで絶滅のおそれありなら、即リスト入り
3)情報が少なくて、基準Eでは白黒つかない場合に、基準(A~D)を使う

俺としては、この日本提案は合理的だと思う。「なんでも、かんでも、載せちまえ」というIUCNの姿勢の方がおかしい。俺の聞いた話だと、基準Eを重視する方向で基準の見直しをするという話になっていたような気がするが、どうやらなしのつぶてっぽい。IUCNサイドは、飽食の海という本で、「最初のセッションで日本が立ち上がり、マグロについて抗議した。総じて参加国には悪い態度が目立ちったが、いくつかの漁業国は極端に欺瞞的だった」などと、日本をクレーマー扱いしている。あんまりな対応だろう。IUCNという組織は、なんかおかしいとおもうよ。

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MS-Wordで編集されたHTMLファイルを掃除する方法

大学の業務では、複数の人間でHTMLファイルをいじることが良くある。そうすると、かなりの確率で、誰かがMS-Wordを使い、ソースがとんでもないことになる。まず、Msoから始まる書式設定がうざい。

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さらに、要素の一つ一つに、spanタグを打ち込んでくれるので、ソースが何倍にもなるし、なにより見づらい。また、制作者の名前もバッチリ埋め込んでくれているのだが、WordでHTMLファイルをいじるような人は気づいていないだろうな。


Wordが完膚無きまでに破壊してくれたソースを復元するのに便利なのが、DreamweaverのWord HTMLのクリーンアップというコマンド。

コマンド→Word HTMLのクリーンアップを選ぶと次のようなダイアログが出てきます。

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適当にオプションを選んで、OKを選択すると、HTMLソースが掃除できます。

使用前

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使用後

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大分、綺麗になりました。でも、まだ余計なタグがいくつか残っているけれど、俺のDWのバージョンが古くて、Word2007に対応していないからかもしれない。とりあえずは許容範囲と言えよう。DWは使い込むと、とても便利なツールですので、おすすめです。というか、明らかに無効なタグを削除することすらできないWordがダメすぎ。

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月極グループと株定礎は新しい一歩を踏み出します | GTHD 月極定礎ホールディングス

月極グループと株定礎は新しい一歩を踏み出します | GTHD 月極定礎ホールディングス.

これはすごい。月極グループと(株)定礎がMBOって、とんでもないスケールですね。完全に日本の駐車場とビルが牛耳られてしまうじゃないか。巨大企業の出現により、日本における格差がますます深刻化しそうです。

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