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勝川俊雄公式サイト

あけおめ、ことよろ

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うわぁ、気がつけば、新年ですね。

今年も、よろしくお願いします。

だめだ、仕事が終わらん

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今日は16時間ぐらい働いているのに、まだ仕事が終わらない。

どうやら、今年最後の食事は↓になりそうです。 😥

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今年の仕事、今年のうちに・・・
が、夢だったのに・・


もう・・・無理・・かも・・ orz

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これは怖い:漁業向け所得補償、11年度から 農水省が前倒し検討

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漁業向け所得補償、11年度から 農水省が前倒し検討.

うーむ。所得補償は、乱獲よりも、ある意味危険。
資源管理が効果を出すまでのつなぎなら良いんだけど、
選挙対策で現金をばらまけば、漁業全体を滅ぼしかねんよ。

資源管理の画が描けていない状態で、所得補償の前倒しとかいって、不安すぎるんですけど・・・

trendmicroから、スキャンされているようだが・・・

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なんか、今日はアクセス数が多いと思ったら、

216.104.15.130
216.104.15.142
150.70.84.48
150.70.84.25

などの、特定のアドレスから、絨毯爆撃をされている。これらのIPは全てtrendmicro.comのようだ。複数のIPから、五月雨式にアクセスがあるので、会社組織としてクロールしているのだろう。おそらく有害サイトのチェックだろうな。windowsのIE6.0と名乗っているがエージェント詐称だろう。複数の社員がIEを使って絨毯アクセスしていたら、笑えるがそんなことはあり得ない。エージェントの詐称をしてクロールをするのは、企業モラルとして感心できないので、216.104.15.と150.70.84.からのアクセスをフィルターしておいた。

アクセスを規制したから、katukawa.comはウィルスバスターの有害サイトに指定されたりして 😆

俺は学校は細かい設定ができるKasperskyで、自宅は軽いMcAfeeです。どっちも安定しているのでおすすめ。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/28/18251.html

赤松農水相、23年度にも漁業へ所得補償 – MSN産経ニュース

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赤松農水相、23年度にも漁業へ所得補償 – MSN産経ニュース.

農水相は、水産資源の枯渇による水揚げ量の減少や魚価低迷、燃油価格の上昇など漁業を取り巻く厳しい状況を指摘。その上で「漁業者が胸を張ってやっていけるよう所得を約束する」と述べ、22年秋までに定額の補償水準など制度の概要を固めたい考えを示した。

補助金で生活しておいて、「胸を張ってやっていける」はないだろう。諸外国の漁業者は、持続的に魚を捕って、高い利益を上げている。個別補償が必要になる時点で、漁業者・行政・政治家・専門家は恥だと思わないといけない。一つ前の記事に書いたように、日本の乱獲漁業では、資源を破壊しながら、利益が出せない。乱獲を取り締まるのは、国連海洋法条約でも規定されているように、国家の義務である。きちんと資源管理をして、漁業者が魚を売って、生計をたてられるようにするのが国の役割である。そこのところをはき違えないで欲しいものだ。

漁業の所得保障は、副作用の大きい劇薬である。日本のように資源管理が出来ていない国が、すでに過剰な漁業者を維持するために税金をばらまけば、あっという間に、日本漁業は死ぬよ。漁業権利権を当て込んだ、既得権保持者が、外部参入を閉め出して、ますます漁村の高齢化が進むだろう。魚もいないのに、過剰な漁業者を維持して、それを税金で食わせていくのは、漁業再生に全く逆行する。

民主党は、マニフェストにおいて、個別TAC(おそらくIQ)を導入するための手段として、個別補償を打ち出していた。資源管理を導入する際の一時的な収入減少を補うという目的であれば、個別補償は有効だと俺も思う。しかし、資源管理の具体像がなにも見えてこない中で、所得保障の話しだけが進行しているように見える。個別補償にしても、漁済経由で一律に配るというようなことを、民主党の水産部会は言っている。今までの「ばらまき」のインフラをそのまま使ったら、同じような「ばらまき」にしかならないだろう。所得保障をするにしても、基準を明確にした上で、透明性を確保して直接給付をすべきである。自民党は、直接補償という最後の一線は踏み越えなかった。不透明な乱獲資金をばらまいて、漁業権利権を強化し、漁業の高齢化を更に進めるぐらいなら、無駄な漁港を建てている方がまだマシだ。

民主党の水産政策を判断する大きな材料は、個別補償のやり方だろう。マニフェスト通りに、資源管理を前提とした補償制度をつくるのか、それとも、乱獲を野放しにしたまま、一律に機械的にばらまくのか。今後の推移を注意深く見守りたい。

サバ類6000トン 1kgあたり17円

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12月23日の漁獲統計を見て、自分の目をうたがったよ。これは、あまりにも酷い。

銚子 5053トン 単価17円
波崎 1048トン 単価17円

養殖のエサにしかならない最低の小サバでも、普通の取り方をすれば50円ぐらいにはなる。17円なんて、初めて見たよ。情報筋によると、6000トンのほぼ全てが150g前後のジャミマサバであったらしい。

2年待って、500gの食用サイズにしてから漁獲をするとどうなるか、試算してみよう。

  • この日の売り上げは、6101*1000*17=1.0億円
  • 水揚げされたマサバの個体数は、6101*1000000/150=4067万尾
  • 獲らなければ、2年後に生き残ったのは、4070*exp(-0.4)=1828万尾
  • これを漁獲した場合、重量は1828*500/100=9138トン
  • 500gの鮮魚の単価を250円とすると、売り上げは9138*1000*250=22.8億円

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サバ資源は、食卓を支える大黒柱であり、ちゃんと獲ればドル箱になるのに。資源回復計画と称して、こういう乱獲を税金で支えている。その上、税金で船の大型化までしてあげようと言うんだから、つける薬がない。

官民一体となっての日本漁業の破壊作業は、順調に進んでおります

マサバの大乱獲が進行中

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主要な捕食者のカツオがいないせいか、ここ数年はマサバ太平洋系群の加入が絶好調。親が低調なのに、卵の生き残りが良いのです。しかし、成長するまえに、モグラ叩きで、つぶす、つぶす。みてください、この快進撃。なんと20円台ですよ!

12月 9日
生さば類(マ・ゴマ込) 銚子 1,111.0トン 23円/kg
12月16日
生さば類(マ・ゴマ込) 波崎 150.0トン 21円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 銚子 1,403.0トン 24円/kg
12月18日
生さば類(マ・ゴマ込) 石巻 226.7トン 24円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 小名浜 211.0トン 22円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 波崎 241.0トン 35円/kg
生さば類(マ・ゴマ込) 銚子 1,710.0トン 47円/kg

この時期は、養殖魚用のエサ需要のピークを過ぎているのに、明らかな過剰供給。ジャミ鯖は全て150~200gのもので、多少大型のものを鮮魚で出荷するような水揚げではなかったそうです。なんで、需要がないのに、獲りまくるのかなぁ。本来は価値があるマサバを、価値が出る前に獲り尽くす。価格破壊ならぬ、価値破壊です。もう、涙が止まりません 😥

北巻の獲り方を見ていると、「いかに利益を出さずに、資源を破壊するか」を競っているように見える。こういう漁獲を「資源回復計画」とかいって、税金で支えているんだから、日本漁業は衰退して当然です。

時事ドットコム:築地発「新鮮!魚の情報」【1】大間のマグロ、不況が直撃

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時事ドットコム:築地発「新鮮!魚の情報」【1】大間のマグロ、不況が直撃.

全国から高級水産物が集まる東京・築地市場(中央区)では、大間産を中心とした津軽海峡で取れたクロマグロの入荷が急減。12月1~18日の入荷量は493匹と昨年に比べて4割近く減少した。

大間にくるマグロの群れは、数年前から、激減している。かつては、ソナーなどなくても、一隻の船で一日に数匹のマグロが獲れた。今では最新鋭のソナーを装備した漁船が群れを追いかけ回して、ようやく何本か上げられるぐらいだ。ソナーをはじめとするテクノロジーに惜しみなく投資することで、去年までは漁獲量は横ばいを維持してきたのだが、今年は本当に魚がいないようだ。いくら漁船に投資したって、群れがいなければ、漁にはならない。
http://www.furuno.co.jp/product/special/oma/index.html

産卵場に帰ってきた群れを巻き網が一網打尽にし出した2004年以降、津軽海洋や日本海の一本釣りのクロマグロは目に見えて減少している。産卵場の漁獲に加えて、ヨコワ(稚魚)の漁獲も問題である。実は、日本のクロマグロの大半が、0歳、1歳で漁獲されているのである。こんなもったいない獲り方をしていて、利益が出るはずがない。にもかかわらず、国は一切規制をしようとしない。ヨコワで獲りきってしまうのは、マグロの安定供給の面から見ても、流通業者にとっても、最悪の選択肢である。一本釣り漁業者、仲卸、消費者がどのような不利益を被ろうと関心は無いのだろう。水産庁の巻き網優遇はいつものことだ。税金で運営されている研究機関も小型魚の乱獲をサポートしているように見える。

不漁の要因について水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡市)は、「漁期中で断定はできないが、夏場の水温低下などで回遊経路が変わり、津軽海峡への来遊が減った可能性がある」とみる。

産卵場で根こそぎ巻いてるんだから、大型魚の減少要因として、漁獲を考えるのが自然だろう。にもかかわらず、漁獲の影響をろくに調査もしないで、「気候変動のせいじゃないの?」で終わり。「マグロは北朝鮮に行っているだけだ」と言い張る鳥取水死と良い勝負のお気楽さですね。なんで、漁獲の影響をきちんと調べないのだろうか。しょうがないから、自分で解析しようと思ったら、クロマグロの漁獲統計がどこを探しても見あたらない。政治的にセンシティブだから、非公開とのこと。乱獲漁業のガードは鉄壁なんだが、努力の方向を間違えていると思う。

SPA「松方弘樹がマグロ乱獲に物申す!」

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今発売中のSPAに、俺が取材協力をしたマグロの記事が出たと言うことで買ってみた。

松方弘樹がマグロ乱獲に物申す!

SPA 2009年12月21日発売(12/29-1/5合併号)のP26-29です。

なかなか良い記事でした。松方さんも、良いことを言っています。こういう雑誌にも水産資源の問題が取り上げられる時代になったのですね。食べ物に関しては、おじさんよりも、おばちゃんの方が、真剣に考えてくれるので、次は、おばちゃん雑誌でも取り上げて欲しい物です。

アルゼンチンも2010年からITQを導入

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FIS – Worldnews – Individual catch quota law regulated.

common hake, hoki, Patagonian toothfish, southern bluewhitingの4魚種にITQが導入されるようですね。ITQ導入に向けて、12年間も準備をしてきたのか。南米もITQが主流になっている。現地の情報がなかなか得づらいのだけれど、どういう議論を経て、どのような制度を入れたのか、一度調べてみる必要がありそうだ。いつになったら、時間がとれるのか全く不明。

アルゼンチンですらITQを導入できるのに、水産庁は「お金が無いから、IQすらできません」と言っている。2800億円も予算があって、恥ずかしくないのだろうか?

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from 18 Mar. 2009

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