サバ類6000トン 1kgあたり17円

12月23日の漁獲統計を見て、自分の目をうたがったよ。これは、あまりにも酷い。

銚子 5053トン 単価17円
波崎 1048トン 単価17円

養殖のエサにしかならない最低の小サバでも、普通の取り方をすれば50円ぐらいにはなる。17円なんて、初めて見たよ。情報筋によると、6000トンのほぼ全てが150g前後のジャミマサバであったらしい。

2年待って、500gの食用サイズにしてから漁獲をするとどうなるか、試算してみよう。

  • この日の売り上げは、6101*1000*17=1.0億円
  • 水揚げされたマサバの個体数は、6101*1000000/150=4067万尾
  • 獲らなければ、2年後に生き残ったのは、4070*exp(-0.4)=1828万尾
  • これを漁獲した場合、重量は1828*500/100=9138トン
  • 500gの鮮魚の単価を250円とすると、売り上げは9138*1000*250=22.8億円

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サバ資源は、食卓を支える大黒柱であり、ちゃんと獲ればドル箱になるのに。資源回復計画と称して、こういう乱獲を税金で支えている。その上、税金で船の大型化までしてあげようと言うんだから、つける薬がない。

官民一体となっての日本漁業の破壊作業は、順調に進んでおります

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