- 2009-12-31 (木) 22:28
- 日記
今年さいごの夜でした。寒さと暗闇の中、一人のあわれな男が、原稿を書いておりました。
寒さと空腹に震えながら、男はキーボードを打ち続けています。悲惨を画に描いたようなかわいそうな男です。ご存じのように今日はおおみそか。どこの家も、暖かい明かりがついて、家族団らんの声が町中にあふれています。
でも、男は家に帰ることが出来ません。原稿が仕上がらないからです。もし、原稿を仕上げずに家に帰ったら、きっと恐ろしいへんしゅうしゃにぶたれてしまいます。それに、家に帰っても誰もいないし、もちろん、年越しそばもお雑煮もありません。男は、一人わびしく、冷えたウイダーマルチミネラルをすすります。体の芯から、冷え切ってしまいました。
男は、寒さに耐えきれず、マッチをすりました。するとどうでしょう。マッチの明かりのなかに、美味しそうな塩豚骨ラーメンが浮かび上がってきたのです。チャーシューはホロホロ。麺はかん水が少ない低加水の中細麺です。男が手を伸ばすと、ラーメンは消えてしまいました。
うう、こんなの書いてないで、仕事をしよう。
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