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勝川俊雄公式サイト

海洋環境が悪ければ、乱獲をしてもOK?


資源減少に対する都合の良い言い訳として、環境変動がしばしば使われる。
「海洋環境が悪化したから、資源の減少はしょうがない」というわけだ。

そもそも資源の生産力が、経年変動するのは分かり切ったことである。
人間がコンスタントに獲りたいからと行って、それは無理。
自然が人間の都合に合わせてくれない以上、
人間の側が自然の変動に対応する必要がある。
生産力の変動に対する準備をしない時点で、人間の側のミスだろう。
それを棚に上げて、「減少は海洋環境が原因だから」といって、
いつまでも強い漁獲圧をかけ続ける。
増加から減少に転じて数年ならともかく、
10年以上同じような減少傾向が続いているなら、
人間の側が対応する努力をしないといけないだろう。

資源が増加をするときに漁船のキャパシティーを増やすことには積極的だが、
資源が減少をしたときに資源を守る努力はせずに、
むしろ、肥大化した努力量を維持しようと必死になる。
結果として、資源はどこまでも減少をする。

今必要なことは、リスク管理の普及だろう


水産の現場にいる人で、資源学をちゃんと勉強したのはほんの一握りだから、
すでに働いている人が勉強できるような機会は必要だと思う。
ABCの計算自体はそれほど難しいことをやっているわけではない。
基本的な部分は、かけ算と引き算で全てが説明できる。

でも、それだけでは全く不十分。
計算の概要と同じぐらい重要なことは、計算した値の精度。
その昔、北海道でVPAの精度がメロメロだった事例を紹介したけど、
VPAだけじゃなくて、至る所に不確実なパラメータがある。
最終的なABCの精度を理解した上で、その使い方を考える必要がある。
数理モデルの限界についても、ちゃんと伝えないといけない。
「不確実性とどうつきあうか」というビジョンがまるでない中で不確実性の説明をしても、
「資源評価が不確実?だったら、管理なんて辞めようよ」という発想しか出てこない。

不確実性の話をすると、管理がやりづらくなる。
「間違えるのは構わないけど、曖昧なのは困る」という感じ。
実際には、正確な資源状態なんて、わかるはずがないのだから、
本当は逆を目指さないといけない。
曖昧な情報をつかって、間違い(乱獲)を回避する必要がある。
このことを、水産関係者は上から下まで、全然わかってない。

不確実性な情報で、リスクを管理するという概念を浸透させる必要があるだろう。

CalCOFI_Reports


1950年から、2005年まで、全部pdfでみれてしまう。太っ腹だ。

http://www.calcofi.org/newhome/publications/CalCOFI_Reports/calcofi_reports.htm

がんばれ晴れ男(女)


杉並に晴れ男(女)が居るようです。

115.jpg

今日は人がいないと思ったら、、、


研究室全員で休む日だった。
つーか、そんなのイランのに。
マイッチング。

それはそうと、hikiも新サーバに引っ越し。
http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/hiki/

新サーバは絶好調で、快適です。
あとはipmasquaradeとDHCPを移せば、旧サーバの役割は終わりかな。

東京アメッシュ


東京都水道局の雨情報。
10分のタイムラグで、雨の状況を把握できる。
お出かけ前に見ておこう。

10分程度でドラスティックに変わったりするので、
朝の予報だけ見て安心していてはいけませぬ。

トップページ
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/jp/1-top.html

海洋研近辺はここ
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/jp/tiiki/114.html

一福 味噌ぴりか


今日は遠出をする時間も気力もないので、近場の一福へ。
1時過ぎだけど、空いていた。
味噌ラーメンは寒いと食べたくなるけど、暑いと敬遠されるのかな。

味噌ぴりか(770円)を頼む。
一福ビギナーのために、味噌ぴりかの醍醐味を説明しよう。
味噌ぴりかは、チャーシューの上に辛い豆板醤みたいなのがのっている。
スープの味を見ながら、ちょうど良いところまで、
辛いのを溶かしていくのが楽しいのだ。
まあ、食べているうちに、必然的に辛くなっていくのだけど。
最初は、プレーンな味噌味を楽しみつつ、最後はぴりっとすっきりしめる。
この変化を楽しむのが、醍醐味と言える。

IMG00115.jpg

「来た、来た。これだよ、これ」とおもいつつ。
一口スープを飲んでビックリ。マジで、辛い。
辛いやつを溶かす前の段階で、中本の蒙古湯麺レベルの辛さだ。
辛い奴はチャーシューの上に大量に鎮座しているというのに・・・
これを全部溶かしたら、北極レベルじゃないかな。
いや、北極なんて食べたこと無いんだけど。

極力、辛いのを崩さないように食べる。
麺を食べると、のどが刺激されて、むせかえるぐらい辛い。
そのたびに、中本の店内がフラッシュバック。
俺が知っている一福の味噌ぴりかはこんな味じゃない(涙
そういえば、前までは「辛さが足りなかったら言ってくださいね」と
味噌ぴりかの客には必ず一声かけていたのが、今日は無かったな。
より辛い味に変えたのだろう。
残念なことに、クルトン風の立方体のなにかが無くなっている。
あれはコリコリして、美味しかったのに、、、
あのクルトンは、ぴりかにも入っていたような気がするんだが。
その代わり、大して美味しくないメンマが増量されているのはいただけない。
チャーシューはでかいのが2つ入っていてラッキー。
脂を丁寧に取り除いたあっさりチャーシュー。
脂が無くて、厚切りなのに、パサつかないのは流石。
スープの出来ををチェックしようにも、辛すぎて味がわからん。

俺は辛いのも好きだし、守備範囲内の辛さではあったが、ちょっと悲しい。
俺が一福に期待するのは、刺激ではなく、。
優しい味のスープにアクセントとして、ぴりっときて欲しいのです。
隣の客が囲炉裏麺を食べてて、ちょっとうらやましかったよ。
次はただの味噌か囲炉裏にしようと誓ったのでした。

Woflram Workbench続報


Woflram Workbenchは、かなりイイです。
EclipseのIDEをつかって、Mathematicaのコードを書けるんだけど、
コード補完とか、リファクタリング(コードの整形)とか、便利な機能が目白押し。
Message Breakpontはデバッグにとても便利そう。
もうノートブックには戻れないですね。

使い方は、ここのフラッシュを見ると良いです。
Mathematicaユーザーの中には、プロジェクト単位での開発になれていない人も多いと思うので必見です。
とても丁寧でわかりやすい説明で、Eclipse入門としても優れている。
今までずっと全部ノートブックでやってきたけど、
マスソースファイル(*.m)に書いた方が良いんだね。

なんか、オラ、Mathematicaでプログラミングをしたくてドキドキしてきたぞ。

風来居


新宿に用事があったので、ひさびさに風来居に行ってみた。

山頭火系の塩豚骨ラーメンがうり。
東京にある山頭火よりも、頭二つぐらい美味しいと思う。
スープは、塩、醤油、味噌の3種類。なかでも塩がお勧め。
ただ、塩はスープ切れが早いので、昼過ぎには無くなることも多い。
あぶらしたたるトロ肉がここの名物の一つなのだが、俺は好きじゃない。
トロ肉は2きれまではうまいけど、それ以上はしつこく感じる。

今日も案の定、塩は切れてた。
醤油もみそもそれなりにうまいのだが、夏季限定のつけそばを頼む。
「限定メニューにうまいものなし」の格言もあるので、ドキドキしながら待つ。

IMG00108.gif

一口たべて、ビックリ。このスープは八蔵?
辛さと酸味の絶妙なバランス。そして、口のなかに広がる鰹節の風味。
辛さ、酸味、魚のそれぞれがしっかりしつつも調和している。
上品でありながら、はっきり、くっきりした味。
角切りチャーシューがスープに入っていて、これまた八蔵風でグッド。
清元みたいに皿の上に載せる形式だと、具で出汁の温度が下がる。
つけ麺はただでさえ冷めやすいから、具をスープの中で暖めておいた方が良いんだよね。
太い縮れ麺は、スープによく絡んだけど、やっぱり少し物足りない。
夏季限定メニューだから、つけ麺で勝負している店と差がついてしまうのは仕方がないだろう。

限定メニューでここまでバランスがとれているとは思わなかった。
やっぱり、この店は味に対するセンスがいいね。
最近は「はな火屋」の頻度が高いのだけど、やっぱり風来居はローテーションから外れないことを実感。
今度は早い時間に行って、塩をたべたいところだ。

この店は、お客が帰るときの挨拶が「行ってらっしゃいませ」なんだよな。
「行ってらっしゃいませ」を、久々に聞いた。
懐かしかったので、「行ってきます」と返しておいた。
今度、風来居に行くときは、「ただいま~」と言いながら店に入ってみよう。

意思決定における研究者の仕事


今回は匿名でもいいですか?のヒトへのレス 第3段

 また,このように,マジ話をしてくれるようになるまでに,
漁師に,がっつり,はまっていかないと,とれないデータがあったりするし,
調査するときにも,融通を利かせてくれたりとか・・・
 つまり,『飼われている研究者』でなければ得られない情報もあるのです。
 特に,沿岸漁業の場合はなおさらですね。

信頼関係が重要と言うことはわかりますよ。
ハタハタ、イカナゴ、京都のズワイ等の資源管理の成功例の背後には、
必ず漁業者の信頼が厚い県の職員が居ます。
逆にそういう人がいないところで、トップダウン管理をしようとしても破綻するでしょう。
水試が果たすべき役割は、とても大きいです。

今のTAC制度を見てればわかるけど、資源管理で一番難しいのは人間の管理です。
ここで失敗しているから、管理が機能しない。
確かにABCの推定にも誤差はありますが、人間の管理の難しさと比べれば影響は小さい。
ほとんどの資源は、毎年ABCで漁獲をしていれば、そんなに酷いことになりません。
でも、人間の管理に失敗しているが故に、
ABCを遙かに上回るTACが設定されて、資源が減り続ける。

漁業者の便宜を図るだけではなく、
漁業者の耳にいたいことも言えるような信頼関係を築いて欲しい。
漁業者は非常に短期的なスパンで物事を考えます。
長期的な利益を損なわないように導くのが、研究者の重要な仕事です。
現実が厳しいときには、漁業者にリスクをしっかりと伝えてほしい。
その点では、徐々に良い方向に向かっていると思います。

TAC対象魚種を漁獲しているヒトたちは・・・私自信,あまり,お付き合いがないので,何ともいえませんが・・・,シンポ等々で彼らの発言を聞く限り,もしかして,ABC自体を信頼していないのではないか?と思ったことがあります。

まき網漁業者は「マイワシの減少の原因は海洋環境」という研究は信じるけれど、
「最近のマイワシの加入率は悪くない」とか、
「ちゃんと親を残せばマイワシ資源は回復する」とか、
「最近のマイワシの減少の責任は漁業にある」とかいう研究は一切信じない。
自分たちに都合の良い研究はちゃっかり利用するけど、
都合が悪い研究は信用しないという、ご都合主義ですね。

身近で見ちゃいました・・・とても虚しい仕事ですよね・・・TAC魚種の話ではありませんけど・・・資源が乏しくなって,漁獲制限が厳しくなって,でも,お金になる魚種って,かなり,人間のエゴがむき出しになりますよぉ・・・怖いのぢゃ・・・

組織として、ABCを決めるプロセスを外圧から守らないといけない。
担当者が科学的にABCを推定できるような環境を整える必要があるんだけど、
実際にやっていることはその逆だからなぁ。
見てて、気の毒です。

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from 18 Mar. 2009

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