キャンベラ勉強会

7時に起きて、ご飯を食べて、8時過ぎにAustralian Fisheries Management Authority(AFMA)に出発。
キャンベラの真ん中のおしゃれなビジネスビルの中にAFMAが入っているのです。

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今回の視察は、小松さんと一緒です。
もともと、小松さんが資源管理の勉強にいくための計画をしていたのです。
「勉強になるから勝川君も一緒に来ないか」と誘われて、ついて行くことにしました。
水産庁が嫌がりそうなツーショットです。壁紙にどうですか?
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 朝から晩まで、ミーティングルームに缶詰でした。
食事も、中でサンドイッチ。
小松さんが相手だと、向こうもべらべら話すし、内容は盛りだくさんだしで、とても疲れました。
ついて行くだけで精一杯というか、一部ついて行けませんでした。
でも、とても勉強になったよ。


部屋の壁がガラスになっていて、サインペンでいろいろ書きながら説明をしてくれます。
これはe-monitoringの説明です。e-logbookで漁獲情報をxmlで送ってデータベース化するということです。
ノルウェーと同じことをやってますね。
オブザーバーの人件費は馬鹿にならないので、これが一番良い方法だと思います。
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これが、データロガーの試作品です。4つのカメラが取り付けられる。
カメラ以外にも、いろんなセンサーが取り付け可能で、漁具の使用状況などをリモートモニタリングできる。
部品の汎用化もすすんでおり、これならコストも安そうだ。
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キャンベラ勉強会 への4件のフィードバック

  1. ユウラ のコメント:

    外国のパワーポイントを使った講義を思い出します。外国語だけってだけですごく見えます。

    私信ですけれどもメールは届いてますか?

  2. ある水産関係者 のコメント:

    写真をお見受けしたところ、大変涼しそうな(寒そうな?)格好なので、真夏を目前に控えた日本から見れば羨ましい限りです。

     さて、相変わらずの原油高騰で、日本では政治家の票集め(?)のためか、漁業者に大盤振る舞いの補助金がばらまかれようとしています。その規模も、1000どころか1500や2000の声も。しかも韓国が1800Wとの差額を50%補填する旨決定したことを受けてか、日本は9割補填の大盤振る舞い?・・・。ガソリンや灯油の価格が暴騰しても何の施策も講じて貰えない一般国民から見れば、正にブーイングを通り越して暴動もの(ちゃんと情報が伝わればですが・・・)。EUでも補助金交付の決定が報じられていますが、何故か豪州からは漁民の声が聞こえてきません。豪ドル高も関係しているのか、はたまた原油高騰くらいで日本のように足下がぐらつかない産業構造なのか? それとも報道されないところで騒いでいるのか? その辺の状況(豪州漁業と原油高騰)も報告を期待しております。

     ミナミマグロや鯨の大御所とご一緒のようなので、豪州が考えるこれら漁業の率直な近未来像なども本音の部分が探れたら大変興味深いですね。

  3. tamukai のコメント:

    アオーストラリア、NZはサメの漁獲が非常に多く、且つ、普通に販売され、フィッシュアンドチップスとして普通に消費されているらしいです。お暇があったら遊びがてら調査(?)してみてくれませんか?

  4. 勝川 のコメント:

    ユウラさん
    実際に資源管理は日本とは雲泥の差ですよ。
    VMSは小型船も含めて全ての船に2007年1月から義務づけられています。
    メールは届きました。ありがとう。

    ある水産関係者さん
    豪州の補助金についてビデオインタビューを敢行しました。
    ITQなら原油が高騰しても産業サイドで調整がつくというのは目から鱗ですね。

    EUはラテン系の国で従来の補助金に色をつけるぐらいでしょうか。
    この場合も休漁が基本です。赤字になってまで資源を傷つけることはしません。
    韓国の50%補填は馬鹿ですね。税金を使って乱獲をさせてどうするんだろう。
    漁業への燃油補助金を見れば、その国の民度がわかるような・・・
    日本でも、この機に資源回復を図って欲しいものです。

    クジラはとてもセンシティブみたいで、
    文化とか、過去の捕鯨基地の話が少し出る程度でしょうか。
    SBTは円も$も下がってしまって、大変厳しいようです。

    tamukaiさん
    これから、ニュージーランドへ移動をします。
    途中でさめが無いか探してみますね。

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