法治国家と放置国家の違い

法治国家の漁業

漁獲は厳しく制限されて、小さい魚は獲れません。
捕れる魚の量は決まっているので、そもそも獲る気がないけどね。
産卵場でも獲れません。産卵期にも獲れません。
産卵期の魚は安いから、そもそも獲る気がないけどね。
大きな魚を一定量獲って、高く売るしかない。
漁獲枠で線引きされているから、多くの漁業が安定的に利益を出せる。

放置国家の漁業

生活のために、獲るしかない。
どれだけ安くても獲るしかない。
値段の安さは量で補うしかない。
魚がどれだけ減っても、獲りまくるしかない。 ← 日本は、今ここ!!
より小さいサイズで、まとめて獲る漁法しか残りませんでした。
そういう漁業も資源をつぶして、自滅しました。

まともな規制が無ければ、漁業は利益が出るはずがない。
放置国家の無規制漁業は、赤字を垂れ流して消滅する運命だ。

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法治国家と放置国家の違い への4件のフィードバック

  1. 沿岸漁業の一漁師 のコメント:

    >放置国家の漁業
    ・漁協等の団体の運営がグジュグジュ
    ・漁協等の団体への指導がグジュグジュ

  2. 県職員 のコメント:

    誰も責任をとりたがらないし,火中の栗も拾いたくないというのが日本の漁業に携わる人に共通する姿勢でしょうか。
    無力感が現場の研究者には漂っていますが,資源の減少などに関しては見てみないふりをする行政マン,資源が減っているのは海洋環境の影響もあるけどやっぱり獲り過ぎが主でしょうなどとでも言おうものなら科学的に立証しろだのうるさく言ってくるお偉いさんたち。そのくせ インチキなB by Cで簡単に補助事業に予算がついたりする予算の無駄遣い。
    とはいえ勝川氏や小松氏の啓発活動のおかげでやはり少し何かが変わりそうな兆しも見えており,地道にデータを積み重ね,現場を回り,情報を集めて施策に反映するしかないのでしょう。
    政権交代で何かが良い方向へ変わったりしませんかねえ?!

    • 勝川 のコメント:

      その場しのぎのいい加減に対して、外からツッコミが入らないと改善は期待できないでしょう。
      専門家が、わかりやすく、どこがどうダメかを説明していくしかないですね。
      社会的な責任を負うべき専門家たちは、資源減少を海洋環境に責任転嫁するための
      研究ばかり熱心だから、困ってしまいます。

      政権交代の影響といえば、大水の理事が替わったぐらいですかね。
      9/1に滑り込みというのは、露骨すぎて笑いました。

  3. 沿岸漁業の一漁師 のコメント:

    >その場しのぎのいい加減に対して、外からツッコミが入らないと改善は期待できないでしょう。

    ツッコミと申しますか、『要望』や『提案』をしたり、説明を求めることからが体制批判でケシカランという状況ですからねw。

    『体制批判は御法度』の朝鮮労働党、ミャンマー軍政、中国共産党・・・・・・・・・・・・・・・・・

    同じアジアの国だもの・・・・・・・・・・・・・・・・・ orz

    ハードランディングも已む無し。

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