Home > 研究 > Dr. Daniel Pauly: Fish As Food: A Love Affair, Issues Included

Dr. Daniel Pauly: Fish As Food: A Love Affair, Issues Included

  • 2009-12-04 (金) 4:00
  • 研究
[`evernote` not found]

Dr. Daniel Pauly: Fish As Food: A Love Affair, Issues Included.

ダニエル・ポーリーが、水産物の消費に関する倫理的な話しをしておる。これは、特に消費者倫理の欠如した日本人にとって重要な指摘だと思う。魚食文化といいつつ、持続性に関する倫理観が欠如しているのは恥ずべき状態である。


In other words, you do not know where they are from, and indeed, what they are.

あなた方(消費者)は、その魚がどこから来たかをしらないし、実は、その魚で何であるかすら、知らないのである。

We need to seriously ask why the morality of advocating for increased fish consumption in developed countries is not as questionable as driving a Hummer or wearing a tiger skin coat.

先進国の人間が水産物の消費を増加させるのは、倫理的に考えて、(燃費の悪い)ハマーを運転したり、(絶滅のおそれのある)虎の毛皮を着るのと、どこが違うのだろうか。

Comments:2

same 09-12-07 (月) 14:40

水産物は、価格で動かないレベルまで消費が落ち込んでいる、というのが水産仲卸である私の印象です。
もしかしたら、水産資源管理提議を打ち出せる良い機会なのかもしれません。
私に、弊社の魚種資源量について尋ねてきた小売店バイヤーさんは、今I.Y本部におられるS.Tdvさんだけです。
流通における発言力が大きいこういう大手さんが、日本版MSCの扱いなど、水産資源的(道義的?)な売り方の展開を計り始めると面白いと思います。欧州では、MSCマークのついている魚種しか扱わないことが、社会貢献をしているとしてブランド化の条件になっているとか。。

混獲されてしまうのでどうしようもない、
網に入ってしまう、といったものはどうするかなど、難しい問題はあるのでしょうが。

勝川 09-12-07 (月) 15:19

先日、あるバイヤーさんと話していたときに、「イカ釣りの一斉休漁以来、ぱったりモノが動かなくなった」という話を聞きました。マグロなんて、今は値段がつかないのに、早どり競争で、ヨコワや産卵期のまき網ものばかりで、ますます、消費者からそっぽを向かれています。このまま、乱獲→未成魚の投げ売りを続ければ、消費者・納税者から、見放される日も遠くないでしょう。まあ、産卵場で景気よく巻いていれば、その前に魚がいなくなるかもしれませんね。値段がつかないなら、泳がせておけば、卵も産んで増えるのに。本当にバカな話ですよ。

>混獲されてしまうのでどうしようもない、
>網に入ってしまう、といったものはどうするかなど、難しい問題はあるのでしょうが。

もちろん、0にするのは無理かもしれませんが、努力をすれば、混獲は今よりも大幅に減ります。完璧は無理だから、何もしないというのは、おかしな話です。

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://katukawa.com/wp-trackback.php?p=2622
Listed below are links to weblogs that reference
Dr. Daniel Pauly: Fish As Food: A Love Affair, Issues Included from 勝川俊雄公式サイト

Home > 研究 > Dr. Daniel Pauly: Fish As Food: A Love Affair, Issues Included

Search
Feeds
Meta
Twitter
アクセス
  • オンライン: 3
  • 今日: 897(ユニーク: 517)
  • 昨日: 1354
  • トータル: 9371385

from 18 Mar. 2009

Return to page top