農業の議論は興味深い

なかなか、農業改革に関する議論は興味深いです。
規制改革の中の人と話をしたときに、「漁業は何の議論もしてないけど、
農業はすでに議論をしつくした感がある」というような話が出たんだけど、それもうなずけます。

その中でも、特におすすめなのが、農水省OBの山下一仁さんのコラム。
ネットで読めるのも便利でよいです。

世界で穀物が高騰し、食糧危機が迫る中、作らないという逆方向の農政を続ける余裕は、今の日本にはない。高い消費者負担を強いる政策に財政も負担するという政策はやめ、それだけの財政負担を価格低下で影響を受ける農家への直接支払いに転換したほうが、消費者のためにもなるし、農業の構造改革も進む。そもそも農協も政府も自分たちが何を守ろうとしているのか、もはやきちんと説明できないはずだ。
http://diamond.jp/series/agric/10005/

実に正論ではありませんか。
穀物は売れるんだから、どんどんつくって輸出をすればよいし、
米の値段が下がれば需要も増えるだろう。
実際の農政は正反対の方向に向かっているわけです。
こんな当たり前のことがなぜ出来ないかという構造にも踏み込んでいる。

最近、出版されたこの本を、読んでいるんだが、実におもしろい。
本の題名もすごいよね。よほどの覚悟がないと、これは無理。
こういう長期ビジョンを持った人から、スピンアウトしてしまうのが、農水省の悲しい現状だろう。

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