- 2008-01-19 (土) 1:36
- 研究
食料生産現場と消費者の接点を増やす必要がある。
それは、生産者・小売り・消費者すべてにとって、長期的な利益があるだろう。
そこで、食育ということになるわけだが、
日本の食育はどうもうさんくさい。
国産品を美化して、高く売りつけようという魂胆が見え隠れする。
国産品プロモーションのような印象である。
俺が良いなと思ったのは、Our Daily Bread という映画。
食料生産の現場の画像を淡々と流すだけで、
後は、受け手が考えろというようなシンプルな構成だ。
実はまだ見てないんだけど(てへっ
公式サイトのイカスTRAILERを見るだけで、この映画の凄みを感じることができる。
http://www.ourdailybread.at/jart/projects/utb/website.jart?rel=en&content-id=1130864824948
現在、日本でも上映中です。
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
ポレポレ東中野で2月に上映予定なので、見に行くつもり。
ただ、邦題の「いのちの食べ方」というのは、いただけない。
箸の上げ下げまで注文をつけられるような、押しつけがましさを感じてしまう。
この映画は、食べ方について説教しようというような内容ではないはずだ。
映画自体は興味深いだけに、ひどい邦題は実に残念だ。
日本でもこういう試みがあっても良いだろう。
農水省がやると国産品のプロモーションになってしまうだろうから、
NGOか文科省あたりに期待をしたい。
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- Our Daily Bread from 勝川俊雄公式サイト