ノルウェー漁業の成長に関する記事です。日本もやり方次第で水産業を成長産業にすることは可能です。
要約すると
- ノルウェーの漁業は経済的に成長し、国のGDPを押し上げた
- ノルウェー国内で漁業以上に成長している産業は無い
- 漁業の生産金額は2004年の27bil.Nokから47bil.Nokに増加した
- 漁業も養殖業も同じ割合で増加している
- 2004年から、漁業の雇用は10%増えた
- ノルウェーのGDPの増加の42.5%は、水産によるものである
この記事の元レポートはこれらしいが、ノルウェー語なので読めない(笑
http://www.fhf.no/nyheter/2014/may/0705-/ringvirkningsanalysen/
この記事の著者は、長いこと日本で活動されていたHans Petter Naesさんだ!
Comments:2
- studenter 14-06-03 (火) 15:48
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日本の漁獲量が減っているのは単に漁業者の減少が原因なことはありませんか?外国は人が多そうですし。私の住んでいるところは漁村ですがいいときも悪いときもあるような感じみたいですよ。実際に平均してみると一人あたりの漁獲量は減っていないかも。あとは漁業者が高齢者で漁に行く日数が減ったからだとも思います。
- katukawa 14-06-07 (土) 10:16
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労働力が余っている国もあるでしょうが、ノルウェーは超人手不足です。
日本でも経営がそれなりに回っている浜もありますが、そういうところは若い漁師がいます。高齢者しかいないのは、経営として成り立っていなくて、若い人が参入できない状態が何十年も続いてきたからでしょう。「良かったり、悪かったり」ではなく、「悪かったり、めちゃくちゃ悪かったり」なのだとおもいます。日本の漁業はそれほど悪くないとあなたが思うのは勝手ですが、多くの漁村が限界集落化する現状ではあまり説得力がないです。
「海外と日本とはここがちがう」といって海外の成功事例から学ばず、「日本だってそんなに悪くない」と主張して自国の失敗を認めない。そうやってきた結果が、世界の漁業国で日本が一人負けという現状です。
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